ツイッターでは「座間市の事件のことはもう話題にしない」と言いましたが、どうしてもこれだけは触れておきたい……と思い、不謹慎な内容ですが、綴ってみます。
さて。情報が出てくれば出てくるほど、さらに謎が深まるこの事件。
どうしても「単独」犯行とは思えない……というのが、世間の考えではないでしょうか。
臓器売買をはじめ、マニアを対象にした自殺ショーあるいは殺戮ビデオの撮影……などといろんな憶測が飛び交っていますが、「白石容疑者は末端の処理屋にすぎない」というのが、おおかたの推測です。
私もそう推測していますが、それでも、やはりどうも合点がいかない。
なぜ、首から上だけを残したのか。なぜ、二ヶ月に9人と短期間にこれだけの人を? なぜ、「首吊り」にこだわったのか。
そこで、ふと、目に留まったのが、デスクの上にある「蠱毒」という本です。
来年はじめに発売予定の新刊の資料のために取り寄せた本なのですが。
「あ、もしかして」
これって、「呪術」だったんではないか?と。
蠱毒とは、古代中国で誕生した、人類最強にして最凶の「呪い」です。
蠱毒 - Wikipedia
動物や虫などをツボに入れて共食いさせ、生き残った一匹を「蠱毒」とし、政敵や憎い相手を呪い殺し、その富を奪う……というものです。
その方法は地方や民族によりいろいろとあるんですが、基本になるのは「動物を残虐な方法で殺害し、その怨念を操る」というものです。
蠱毒は日本にも伝来し、安倍晴明などの陰陽師もその技を利用しましたし、また「狗神」などの憑き物筋も、「蠱毒」が大元になっています。
数年前に、「犬が首だけを出した状態で埋められていた」という事件がニュースになったことがあります。「動物虐待」として片付けられましたが、匿名掲示板などでは「狗神を作っていたんだろうな」と、話題になりました。
狗神の作り方が、まさにそれなんです。
犬を首だけ出して生き埋めにし、その前に餌を置いておく。悶え苦しみながら餓死するその直前に首を撥ねる……というものです
犬神 - Wikipedia
つまり、可能な限り残虐な方法で殺害し、その怨念を利用するのが「蠱毒」。
こんな事件も、私が小さい頃ありました。
生理用ナプキン(使用済み)を集めていた男がいた……という、ローカルな事件です。
これも、ただの変態男……ということで片付けられましたが。
もしかしたら、「蠱毒」と関係しているかもしれません。
なぜなら、穢布(月経血が付着した布)は蠱毒の魔よけとして、重宝されてきたからです。
で、座間市の事件。
もしかして、どこぞの権力者や大金持ちが、この「蠱毒」を欲しがっていたんじゃないかと。しかも、短期間に。それを調達しようとした組織が白石容疑者を手下として……。
考えすぎでしょうね。
でも。
アフリカなんかじゃ、いまだに、「呪術」や「祈願」のために人間が殺されています。
blogos.com
白い黒人を食べると幸せになれる……という言い伝えが、今も生きているのです。
でも、まさか、先進国でそんなことが……。
いえ。先進国だろうが発展途上国だろうが、権力やお金を持つ人ほど、「呪術」や「スピリチュアル」に依存するものです。
有名人や大金持ちほど、数珠のような(パワーストーン)ブレスレットをしているのはそのせいです。
座間市の事件でも、白石容疑者は、被害者の「年齢」と「住んでいる場所」をしつこく確認していた……との情報もあり、それはもしかして、「占い」的に、干支と方角を気にしていたからもしれません。
ちなみに。
この事件が「蠱毒」だったとしたら、黒幕は「女性」かもしれません。
なぜなら、蠱毒を作る蠱毒師は、「女」に限るからです。
やっぱり、考えすぎでしょうか。
考えすぎでしょうね。
小説家ですから、どうしてもこんなことを考えてします。
私もたいがい、鬼畜です。
追記。
一度、「呪術」に手を染めたものは、死ぬまで、人を呪い続けなくてはならない(殺し続けなくてはならない)。これは地獄です。なので、蠱毒を手に入れた者は、いつしかその「蠱毒」を手放そうとするんだそうですが、蠱毒はなかなか離れてくれない。つまり、操っているつもりが、操られる立場に。
人を呪わば穴二つ。
追記2
被害者の方の画像も公になりましたが、毎回思うんですが、これって必要なのかしら…。
なんだか、本当に、痛々しい。
どの画像も卒業アルバムからなんでしょうか。笑顔。
本当に、本当に痛々しい。
ご冥福を心より、お祈りします。