恐竜と栄養学に続き。
最近の「常識」に、「マジですか?」と驚いたことを思い出しました。
いつだったか、久しぶりに転んで、擦り傷ができたんですね。
それで、消毒液を買いに行ったら、ない。赤チンもない。
で、薬剤師さんに聞いたら、「擦り傷は、今は、消毒しないのが常識です」と。
エェェェ!
私の小さい頃は、傷ができたらまずは消毒液だったのに。
なんでも、消毒液によって、体の自己治癒力まで弱めてしまうんだとか。
なので、よほどの怪我でないかぎり、今はテープを貼っておしまい。
そんな。昔だったら「非常識」ですよ。
食器のつけおきもそう。私は「ご飯を食べたら、すぐに食器を水につけなさい」と厳しく躾けられました。
が、親戚の一人に、食器をそのま放置する人がいて。もちろん、食後、食器はちゃんと洗うんですが、数分の「放置」が許せない私の母は、「すぐに食器を水につけないなんて、非常識すぎる」……と。
が、今は、食器を水につけておくことは、NGとなりました。むしろ、放置していたほうが、菌の発生を抑えられる。
「水につけろ!今すぐだ!」と言い続けていた母のほうが「非常識」となってしまいました。
非常識から常識に……の代表例は、地動説から天動説なのですけれど、
こうやって書いている間にも思い出すのが、STAP細胞。
なんで、あんなに叩かれたのか。学会の黒い人間関係と嫉妬と闇が垣間見えたようで、なんともしょっぱい出来事だったのですが、でも、多分、10年もしたら「常識」として浮上してくると思います。
今、トレンドの「豊洲市場」の謎の地下空間も。
「あの地下空間は、あるのが『常識』」ということになり、騒ぎそのものが黒歴史になるかもしれません。