年金の受給資格が、25年以上納付から、10年以上納付……に変更される模様。
多分、それはとてもいいことなんでしょうが。
だとしたら、私があんなに苦しかったときに、病院にも行けずにのたうちまわっていたときに、納付させられていた年金って……。
私が一番苦しかったのは、デビューしてからですから40歳を超えた頃なんですが、その時点で、10年以上は年金を支払っていました。つまり、その時点で私にも受給資格が与えられていたわけです。
なんだかな……。
なんだろう、このモヤモヤ感。
「年金をろくに納付してこなかった人が、10年払えば年金をもらえるなんて!」という不公平感でしょうか?
でも、ちょっと待ってください。
それまで年金を納付してこなかった人が、「10年に短縮しました」と言われても、納付するでしょうか?
ここでまた、親戚の話なのですが。お恥ずかしいことに、うちの親戚はその日暮らしの無頼派遺伝子のせいで、年金をまともに納付してきたのは、うちの母だけでして。他は、見事なキリギリス。彼らの性格からして、「10年」と言われても、多分、納付しないと思われます。
納付するしないって、実はお金があるないの問題ではないのです。事実、アリの母を見て育った私は、どんなに苦しくても、年金を納付してきました。
そう、これはもう「性格」の問題なのです。
なので、「10年」に短縮したところで、実は、案外、あまり効果がなかったりして……と考えます。
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あたくしも、どちらかといえばその日暮らしですわ!