イメージに騙されやすい私です。
ですから、「低カロリー」とか「玄米ブラン」とかいう名前がついた焼き菓子をついつい買ってしまいます。
「健康にいいだろう。ダイエットにも」と思って。
ところが、これらダイエット用のお菓子や食品はあまり美味しくない。それでも、「ダイエット(健康)にいいだろう」と思って、食べていたわけです。
ところがところが。美味しくない上に、血糖値スパイクも引き起こすという、とんでもない代物だったのです。
とにかく血糖値を上げない生活を強いられた今、カロリーよりも「糖質」を気にして暮らしています。
で、いろんな食品を食べて、マメに血糖値を測っています。驚いたのが、「低カロリー」とか「玄米ブラン」とか、そういった健康食品のほうが、圧倒的に血糖値スパイクを誘うのです。血糖値スパイクとは、食後1時間ぐらいでやってくる、血糖値の急上昇。
この手の食品は、ただちにエネルギーを得たいときには有効ですが、血糖値が気になる人やダイエットしている人には不向きなんじゃないかしら。
案外、血糖値が急上昇しないのが、アイスクリームとかプリンとか。もちろん「砂糖=糖質」はたっぷり入っていますが、乳製品やバターといった脂質もたっぷりと含まれているがゆえ糖質の吸収が穏やかになり、血糖値は急上昇しないんではないかと予想。
パスタやチャーハンを食べたときに、思ったほど血糖値が上がらないのと同じ理屈です。
どうやら、それまで「悪」と思われてきた「脂質」は、実は糖質吸収を阻害する……という意味では「いい」働きをしてくれるんではないかと。
いずれにしても、ダイエットの常識が覆されていく毎日です。
肝心なのは、カロリーではなくて、「脂肪」に変換される「糖質」。
信じるか信じないかは、あなた次第。
追記。
カロリーも低く、体にも良さそうな「お蕎麦」。
ダイエットや成人病を気にしている方は、ランチにお蕎麦を食べることも多いかと思います。私も「ちょっと最近、体重が……」とダイエットを意識しはじめたらお蕎麦を食べるようにしてました。
ところがです。お蕎麦はあの見た目と異なり、かなり糖質を含んでいます。お蕎麦を食べた後、血糖値を測ったら、かなり高い数値になりました。
一方、唐揚げとかとんかつは、それほど上がりません。
(衣に小麦粉やパン粉を使用しますが、油で揚げている分、糖質の吸収は穏やかになる模様。そもそも、そんなに多くは使ってないと思われ)
デブ御用達……と言われ続けた「唐揚げ」と「とんかつ」は、実は肥満の主犯ではなかったのです。唐揚げやとんかつと一緒に食べる主食が「黒幕」だったのです。
なので、お蕎麦より、唐揚げやとんかつのほうが、ダイエットにもいいかもしれません。
※そもそも、お蕎麦って、食べ物があまりない時代、すぐにエネルギーに変換してくれる便利な食べ物……として、裕福でない層に食べられてきた食品です。
時間とお金がないサラリーマンがエネルギー源としてかっ込むには最適な食品ですが、ダイエット食ではない……ということですね。