かつては、早稲田でも事件がありました。やはり、イベント系。
東大でも。
いわゆる、「ギャングエイジ」※の延長だとは思うんです。
「ギャングエイジ」とは、親や教師の庇護から独立する過程の、あるいは「集団意識」や「社会性」を身につけるための一種の通過儀礼のようなものなんですが、これが時折、悪い方向に展開します。その典型が、「チーマー」であったり「暴走族」であったり「悪徳サークル」だったり。
そして、仲間意識や「絆」を強化するために、度々、「生贄」が用意されます。それが、リンチや集団レイプにつながるわけです。
運動系の部活でも、時折、「仲間意識」を強める意味で、集団レイプが行われ、それがニュースになります。
リンチもレイプも、「集団」で行うことに意味があり、それが「ギャングエイジ」の特徴でもあるわけです。
つまり、見てくれはいい大人なのに、虫を弄ぶ「幼児」なんですよ、中身は。
「集団」というのは恐ろしいもので、個々ではとても優しくていい子だった子が、「集団」という意識に飲み込まれると、簡単に悪行に手を染めてしまいます。
イワシの大群が一匹の大きな生き物に見えるように、「集団」というは一つの大きな「意識」だったりするんですよね。だから、個々のパーソナリティなんてあっという間に飲み込まれてしまうんですよ。
それにしてもです。
集団で行われるリンチもレイプも、必ず、「記録」という意味でも撮影が行われます。
これは被害者を脅すためではなく、「俺たち、仲間だよな」という、加害者同士の「縛り」の意味でもあると思うんです。
だってです。リンチもレイプも、その行為を俯瞰から見たら、どう考えても、加害者の方が一億倍カッコ悪いし、恥ずかしいし、愚かです。そんなのが出回ったら、加害者の方が社会的信用を失うし、人生終わると思うのです。
見たくもないのに、うっかり見てしまうネットの猥褻動画。
猥褻動画に出てくる、その最中の男性のかっこ悪さ、みっともなさ、おぞましさは、女性の百億倍以上です。これが、社会的地位にある人だったら、まず、失脚でしょう。
先日も、知人とこんな話をしました。
「身内が、仮に犯罪者になったとして。どんな犯罪が一番嫌か?」
そんな質問に、皆、口を揃えて、
「性犯罪」と応えました。
「身内が性犯罪者になったら、縁を切る。最悪、殺すかも」
とも。
それほど、軽蔑の対象なのです、性犯罪は。大昔から。
大昔は、性犯罪者は、最も残酷な方法で消されたものです。
それでも、なぜ、手を染めるのか、男連中は。
バカか。