久々の、プリンアラモード(^O^)
今日は、新宿に行ったついでに、伊勢丹へ。
伊勢丹は、相変わらず、ワクワクする場所です。
百貨店がどんどん閉店していく中、生き残るのは多分、都心の百貨店だけではないでしょうか。
都心でも、こんなことを言ったらお叱りを受けるかもしれませんが、……暗いし活気がないしょぼい百貨店が多いのですが。
なんというか、……古臭いんですよね。
昭和四十年代で時間が止まっているような。
だから、ワクワク感もない。
これだったら、無印良品やユニクロの売り場のほうがよほどワクワクします。
なんでなんだろう?
と色々と考えてみました。
で、大きな要因を二つ、思いつきました。
▪️天井が低い。開放感がない。
▪️店員の平均年齢がかなり上がっている。
この二つとも、共通するのは「高齢化」。
百貨店が建てられたのは、多くは昭和三十年代後半から四十年代。建物の老朽化が進み、そのせいで、暗くてしょぼい印象が出てきているのかもしれません。
そして、「店員」の高齢化も課題だと思います。
デパートの売り場店員は、大半が、「マネキン紹介所」から派遣されている人たちです。私が学生の頃、マネキンのアルバイトをしていたときはそうでした。そして、今もその傾向は変わっていないと思います。
私がマネキンをしていたときも、普通だったら定年退職してそうなおばあちゃんのマネキンさんがいました。でも、そういう人は大ベテランでしたので、おばあちゃんでもハキハキしていたものです。そもそもおばあちゃんはそんなに多くなく、二十代、三十代が主流でした。
それが、バブル時代。
きっと、そのとき主流の若かったマネキンさんが、そのまま働き続け、五十代、六十代を迎えているんじゃないでしょうか。
あるいは、他の仕事をしていた、または仕事そのものをしていていなかった人が、ある程度歳をとって、いきなり「マネキン」さんになっているかもしれません。
私が売れなかった時代、再びマネキン紹介所に面接に行ったことがあるんですが、その募集内容は二十代向けの売り場。なのに、四十代、五十代の人が多く面接に来ていて、実際、そのうちの何人かは面接に合格し、派遣されていました。
みたところ、接客経験のない人たちばかり。
私がアルバイトしていたときも、全く接客経験がないまま、いきなり売り場に放り込まれたものです。つまり、百貨店の店員さんの中には、かなりの割合で、接客スキルのない、あるいは経験の浅い人、要するにプロ意識の薄い人たちが混ざっているのです。
だから、ちょっと空いている時間に行くと、平気で、店員さんどうしでおしゃべりしていたり、大声でアルバイトを叱りつけたりしています。
これじゃ、ファストフードショップや、ユニクロなどのチェーン店に行った方がいい。大手チェーン店の店員はしっかりと接客を訓練されているので、買い物していても気持ちがいいのです。
百貨店の衰退は、この辺にあるんじゃないかと考えます。
「接客」スキルを訓練する……という手間暇を省いて、安価な非正規社員(マネキン)たちを大量に投入した結果、「百貨店離れ」が起きているんじゃないかと。
一方、伊勢丹のような勢いのある百貨店は、違います。
行けば分かりますが、皆、若くてハキハキしていて、接客スキルも高い。
マネキンさんも多く投入されていると思いますが、トップレベルの人たちが選ばれて派遣されている感じがします。何より、黒のスーツパンツで統一されているのがいいですよね。
……とは言ってもこの伊勢丹も、リニューアル前は、ちょっと「昭和臭」がしていて、私は苦手だったのですが。
リニューアル後は、本当に、素敵になりました。
伊勢丹に住んでしまいたぐらいに。