真梨幸子mariyukiko’s blog

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東京女子図鑑

昨日まで、ハードな原稿をやってまして。

頭もボサボサ、白髪もぼうぼう。ということで、ヘアーサロンに行ってきました。

で、担当さんから「面白いドラマ、ありますよ」と勧められたのが、

これ。

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「東京女子図鑑」。

東京カレンダーで連載していとき、ときどき読んでいたんですが。

それがドラマになっていたんですね!

早速、一話を視聴。

「私、ひとから羨ましがられる人になりたいです」

冒頭から、このツカミ。お見事です。

欲望に忠実な秋田女子が、東京でどんな女性になっていくのか?

「東京すごろく」は、三茶からスタートです。

 

この設定。

闇金ウシジマくん」や私の作品ならば、主人公のアヤちゃんは間違いなく転落して殺されるか、または誰かを殺すか……という展開になるでしょう。

でも、それは「東京カレンダー」。

カッペのアヤちゃんは、華麗にすごろくのコマを進めていきます。

さてさて。見事、「上がり」にたどりつくのか?

今日は、徹夜で、全話視聴したいと思います。

 

……このドラマ。ただのカッペちゃんサクセスストーリーではなく、ところどころ毒が盛られていて、それが小気味いいい。

第1話の、「仕事を極める地味女子」vs.「仕事は諦めて合コンに命をかけるキラキラ女子」のディスりあいなんか、鳥肌ものです。

それに、ディテールが妙にリアルで……。

リアルすぎてシャレにならないセリフもあり、これ、地上波では放送は難しいかもです。

ウェブドラマならでは。

 

追記。

全話のタイトルをチェックすると、アヤちゃんは「三茶」→「恵比寿」→「銀座」→「豊洲」→「代々木上原」とコマを進めていくみたいです。

いいとこツイてんな!と。

 

ところで、私が今住んでいるところは、アヤちゃんの東京すごろくでも、そもそも「東京女子図鑑」でも見事にスルーされています。

誰かにも言われました。「そこってさ、いいところなんだけど、印象が薄いんだよね。例えるならば、勉強もできて家柄も良くて性格も申し分ないんだけど、クラスではまったく目立たない優等生って感じ?」。

つまり、おしゃれ女子や野望ギラギラの地方出身者のターゲットにはならないような土地柄。

でも、いいところですよー。

なにしろ、子供たちがいい子ばかりです。

先日も、小学生の男子達が、「なにか、おもしろいことしようぜ!」「よし、神社にお参りに行こう!」と、神社に行って、本当にお参りしてましたからね。

その後も、

「ねえ、お父さん、もっと楽しい場所に行こうよ」(息子)

「どこだよ?」(父)

「神社だよ!」

と、父親を神社に誘う小学生に遭遇。

ゲーセンなどの遊技場がほぼない土地なので、子供たちは自然と神社にお参りにいくみたいです。