男と女の間には 深くて暗い河がある…
という歌が昔、流行りました。
私も好きで、カラオケに行くと、リクエストします。
さて。
昨日、Nスペ「妻はなぜ、突然きれるのか?」の再放送を見ていて。
取材対象になった夫婦の殺伐とした光景に、
この事件を思い出しました。
ここまで最悪なことになるのはかなり珍しいことですが、
でも、殺伐とした夫婦間に流れるその空気は、まさに「殺意」。
いつ、殺人が起ってもおかしくない。
妻による夫への精神的虐待が、離婚原因の2位だそうですが、
その原因は、実は簡単で。
男女の脳の違い。この違いのせいで、妻は「私を理解してくれない!」とキレ、夫は「なにが悪いのか意味が分からない」と逃げ出す。
それだけでも大変なのに、さらに最近は、妻がおっさん化してきていることでさらに深刻に。
そう、共働きにより、妻の男性ホルモンが上がってきているんです。で、喧嘩っぱやくなると。女性の場合、武器は執拗な「愚痴」と「おしゃべり」。これが、男性にはかなりのダメージになるようです。
番組では、「女性は『共感』を求める生き物」とありました。でも、男性はその「共感」が苦手。それが、夫婦間に亀裂を生じさせてしまうんだそうです。
でもですね。私から言わせれば、その「共感」も曲者なんですよ。
ところで私は、人差し指が薬指より短い。これは、つまり男性ホルモンが優位だという証拠だそうです。それは薄々感じてました。なんか、私、おっさんだよな…しかもネクラなおっさん…と。
なので、実は、女性の気持ちがよく分からないのです。
そのせいで、小学校の頃から苦労しまして。女子のグループとうまくつきあえない。で、色々と観察して「そうか、共感すればいいんだ」ということに気が付き、女子からなにか相談ごとや愚痴を聞かされると……例えば、Aさんという人の悪口を聞かされた場合「うんうん、分かる分かる、それは酷いよねー、Aさんって最低だね」とか、とりあえず同調していたのですが、中には「(さっきまで悪口言っていたのに)、違う、Aさんはそんなに悪い人じゃない! そんなに悪く言わないで! あんたこそ最低!」とかいきなりキレられたり。
ひとことで「共感」といっても、複雑なのです。
もうこれは、生まれ持った才能としか。
その才能を持ち合わせない、男性ホルモン高めの私は、ひたすら観察するしかなくて、そのせいで他者をプロファイリングする癖ができて、…今の職業に結びついています。
そういう意味では、おっさんとして生まれてよかっかのかもしれません。
女性ホルモン優位で、自然と「共感」できる身だったら、他者を深く観察しようとは考えなかったかもしれませんから。