教師が「とび降りろ」と生徒に命令のニュースが流れた時。「ははーん。マスコミ、事実をかなりデフォルメしているな」というのが第一印象。前後を意図的に飛ばして、刺激的な部分だけつまみ上げたな……と。絵に描いたような悪役を作り上げるのもマスコミの使命でもありますから。
「飛び下りろ」事件のニュースを見ていたら、私の小学校時代の悪ガキを思い出しました。
転校生だった私は、そいつのターゲットになり。
そいつはいつでも背後から忍び寄り、スカートをめくったりかんちょうしたり、頭を殴ったり。
そのせいで、いまでも背後から気配がするとビクッとなります。
そいつには、教科書はもちろん、図工で作った模型もたちまちのうちにぶっ壊された。
執拗に執拗に、なんでもかんでも壊された。
でも、女の担任教師は見てみないふり。
仮に、注意でもしたら問題になっていたかもしれません。
「教育委員会にちくってやる」が口癖の悪ガキでしたから。
なので、今回の「飛び下りろ」事件は、それなりの背景があったんだと推測します。
教師がそこまでの暴言を吐かなくてはならなかった、なにかが。
それを考察しようともせず、刺激的な部分だけ誇張して報道するのは問題かと。