真梨幸子mariyukiko’s blog

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とてつもなく恐ろしい、カルデラ噴火

地震の恐怖は日本人の心と脳にしっかりと刻み込まれていますが、

実は、地震より恐ろしいのは、

カルデラ噴火」

 

一般的に認識されている「火山噴火」は、火口噴火

実はそれほど被害は大きくありません。

予兆をしっかりと読み取り、避難を適切に行えば、被害者をゼロにすることもできます。

有珠山噴火の事前避難は有名ですね)

 

が、カルデラ噴火となると、

下手したら日本人が全滅するぐらいの、とてつもない被害が。

カルデラ噴火は破局噴火」※とも呼ばれ、

文字通り、破局的な被害がでます。

富士山大噴火の三百倍の被害だそうです。

例えば、カルデラ火山で有名な阿蘇山が噴火したら、九州は瞬殺。焼け野原になります。

逃げるまもなく、火砕流で数百万人が犠牲になるのです。

火山灰は日本全土を襲い、地球全体にも影響が出てきます。

火山灰が太陽光を遮るために農作物は壊滅、数億人が餓死。

 

少なくとも、「地震」で、地球規模の被害が出ることはありません。

そういう意味では、人類そして文明的に、最も恐れなくてはならなのは

カルデラ噴火」なのかもしれません。

 

ちなみに、日本列島の場合、

7000年に一度の頻度でカルデラ噴火が起きているそうで。

直近のカルデラ噴火は、7300年前の(南九州の)鬼界カルデラ噴火。

そうなのです。

機は熟してしまっているのです。

そろそろ

(日本のどこかで)

カルデラ噴火が起きそうな気配がむんむんと漂っているのです。

 

カルデラ火山は、北海道、東北、九州に集中しているのですが、

実は関東にも、有名なカルデラ火山があります。

箱根です。

箱根は、カルデラの中に街ができているんですね。

2015年、その箱根に噴火活動が見られました。

小規模な噴火で済みましたが、でも、それは大噴火の予兆ではないかと、ずっと心配しています。

直近の箱根の噴火は6万年前。

そのときは、西は沼津、東は横浜まで火砕流が襲い、もし、これが現在だったら、

約500万人が瞬殺されることになります。

火山灰は関東一円を覆い、首都機能もインフラも壊滅。

 

地震対策はもちろん重要ですが

そろそろ、カルデラ火山の対策も検討に入ったほうがいいんじゃないかと

個人的には思います。

なんか、ちょっと、嫌な予感がするのです。

 

※「破局噴火」という言葉を最初に使ったのは、

メフィスト賞作品の「死都日本」(石黒耀)だそうです。