詳細を知れば知るほど、
「これ、私が書きました?」と、拙著を読み返してしまいたくなります。
「みんな邪魔」(更年期少女)に出てくる、あるエピソードに恐ろしく似ているからです。
なにも、私が予言したわけではありません。
「みんな邪魔」は、私の身近で起きたトラブル、実際の事件、そして裁判傍聴でたまたま聞いたことをミキサーにかけて、再構築したもので、
つまり、
「現実」に起こったことを元に書かれています。
ということは、
こういう「洗脳」事件は珍しいものではなく、大昔から、ちょくちょく起きていたものだと思われます。
その最たるものが「宗教」で、そして「戦争」。
さらには、「職場」。ノルマがきつい職場ほど、「洗脳」は活発化します。
ご近所、友人、家族、師弟、先輩後輩なんかの関係でも、「洗脳」は起こりがち。
ちなみに。
洗脳しがちな人は、なにも、頭がいいわけでははありません。
他者を洗脳してしまう才能を生まれながらに持っているのです。
そう、「天然」なんです。
そういう人は、ターゲット(寄生先)を見つけるのも、天才的うまいのです。
さて、
洗脳しがちな人(サイコパス)には、ある特徴があります。
■やけに明るい。社交的。話がおもしろい。ノリがいい。
■ムードメーカー。
■話を盛りがち。
■声が大きい。
■自分の話ばかりをする。
■自虐的な話も多い。
■嘘つき(知り合いに有名人がいる……など)
つまり、優秀な営業タイプの人に、サイコパスは多い。
もちろん、営業=サイコパス
ではないのですが、
でも、優秀すぎる営業さんは、ちょっと疑ってみたほうがいいかも。
つまり、「サイコパス」気質の人は、
一緒にいると楽しいんですよね。
だから、ターゲットもどんどん寄っていく。
ハエ取り紙のような人なんです。
身体的にもある特徴があり、
私が過去、「あ、この人、やばい」と思った人は、ほぼ、その特徴を持っていました。
赤堀容疑者も、まさにビンゴ。
危機管理の強い人なら、絶対に近づかないタイプの悪人の典型です。
そういえば。
私がまだ売れてなかった頃、副業で派遣社員をしていたのですが、
ある派遣先でとんでもないサイコパスに遭遇。
しかも、一人ではなく、複数人!
一週間で胃に穴を空けた私は、
どんなペナルティを背負わされてもいい!という覚悟で、
「やめさせてください」と、派遣会社に直訴。
散々叱られましたが、
こういうときは、逃げるが勝ち。
下手に「我慢しよう」とか「頑張らなくちゃ」と責任感を出すと、
人生を差し出すことにななります。
追記。
サイコパスの特徴の追加。
サイコパスは、一見、話がおもしろくて魅力的なので、取り巻きもたくさんできるんですが、でも、それは最初だけ。
たいがいの人は、すぐに
「なんか、あの人、変」と、違和感に気がつきます。
私が遭遇したサイコパスさんたちもそうでした。
取り巻きたちが、次々と去っていくのです。
その理由は様々で
「お金を貸したのに、返ってこない」だの「時間を考えずにしょっちゅう連絡がきて、付き合いきれない」だの「嘘が多い」だの「約束を何度も反故にされた」など。
そう、普通の人ならば、サイコパスだとすぐに気がつきます。
でも、気がつかない人がいる。
そういう人は、極度のお人好しか、NOと言えない気弱な人。さらには、弱みを握られてしまった人。
そういう人がターゲットとなり、とことん、搾取されてしまうのです。