腰は割と丈夫で、腰が痛い……というのをあまり経験してこなかったのですが、
今日、仕事部屋から自宅へ荷物を運んでいる時、
「え?」という瞬間があり、
で、次の瞬間、目から火花が飛びました。
「いててててててててててて……!」
「これは、やばい!」と、咄嗟に腰を伸ばし、体を柱に預けたので、
腰を曲げたままうずくまるようにのたうちまわる……という最悪のことにはなりませんでしたが。
三十分は、フリーズしたままでした。
今も、痛いです。
で、気がついたのですが。
腰を守りながら生活していると、自然と、「能」(あるい狂言)の動きになるなぁと。
歩くときも「そろぉり、そろり」と、あの歩き方になります。
もしかして、能を発明した人って、腰痛持ちだったのか?と思ったり。
しかし、なんですね。
腰を痛めてはじめて、普段どれだけ腰に負担をかけているか知ることになります。
下にあるものを拾うときも、これからは、まず腰を落として、しずしずと拾うように訓練したいと思います。
……っていうか、この所作って、まさに、日本舞踊とか小笠原流礼法とかそのもの。
もしかして、これら古来の「礼法」は、腰を守るのが目的だったのかもしれません。