私のようなお一人様は、かなり頑張ってモチベーションを奮い起さないと、すぐに虚無感まみれになります。
特に、こんな季節の変わり目は危険。
何もかもが嫌になり、投げ出したくなります。投げ出したら楽だろうな……という悪魔の囁きも、いつもより大きくなります。
でも、今はマリモさんがいますので。
ご飯を食べて、うんちょして、チィチィして、お昼寝して、顔を洗って、身体中をなめなめして、外を眺めて、虫さんと追いかけっこして、ご飯を食べて、うんちょをして……を繰り返しながら一日を終えるマリモさん。
ああ、動物が生きるってこういうことなのよね……目先のことだけを考えて生きていれば、いつか、自然と大往生するに違いない。
人間は言葉を得たと同時に「想像力」も得ましたが、この想像力が時に悪さをするんですよね。メンタルの病気は、ほぼ、この想像力が起因なのではないかと考えます。
まだまだ、未熟なんですよ、人間の想像力は。だから、手なづけることができないでいる。そこをつけ込んで、「魔」はやってくる。
そして、想像力は、主に、明日以降の未来に向けられます。
下手に明日以降のことを考えるから、ぼんやりとした不安(by芥川龍之介)やら絶望やら虚無感やらに襲われるわけで。
というわけで、私は、マリモさんがちゃんとお水を飲むことだけを考えて、生きることにいたしましょう。