またまた、こんな事件がありました。
ロリコン男が、自分の欲情を満たすために保育士になった……という、地獄のような事件です。
以前、医師国家試験の予備校みたいなところで仕事をしたことがあるんですが、「女の体を隅々まで見たいから、医者になりたい」という人の話を聞いたとき、顎が外れました。それ以来、私は医者嫌い。どうしても医者にかからなくてはならない時は、女医さんのいる病院しか行きません。
ところで、
「母親である前に、私は女よ! 人間よ!」というセリフを時々目にします。
大っ嫌いな言葉です。
それを言い出したら、
「保育士である前に教師である前に医者である前に警察である前に、……人間だ。どす黒い欲望を持っていて、何が悪い」
ということになります。
まさに、今回の事件の保育士の言い分でしょう。
いや、違うんですよ。
人間だからこそ、職業的責任や役割をちゃんと担わなくちゃいけないんです。
欲望に支配された人は、もはや「人」ではなく、畜生以下。
いや、畜生ですら、ちゃんと欲望は制御しています。
皆、欲望に流れされたらどうなると思いますか?
それこそ、鬼や閻魔様も逃げ出す、超絶地獄が出現します。
そんな地獄が好きな方もいるでしょう。
そんな人たちは、一つに集まってどこか遠くの孤島で欲望運動会でもしてください。
……私も、小さい頃は、よく、痴漢に遭遇しました。
一番古い記憶は、幼稚園の頃。
その頃のトラウマが、今の性格と作風と繋がっているのは言うまでもないことです。
私の場合、「毒を以て毒を制する」方式で、毒々しい小説を書くことで、自分の中に植えつけられた毒を放出しているところがあります。
それだけ、傷は深いのです。
一生ものです。
だから、小さい子に、悪さしないでください。
もちろん、歳は関係ありません。
小さくても、成人でも、人間の尊厳を傷つけるようなことをしないでください。
本当に、怒っています。