現在発売中の、
■「小説宝石」1月号で、新連載「向こう側の、ヨーコ」
■「小説幻冬」1月号で、「あなたがお望みのものは何でもseason2」
が掲載されています!
ちなみに、新連載「向こう側の、ヨーコ」は、パラレルワールドものです。
「もし、あのとき。あちら側の選択をしていたら、今頃私は……」と、誰もが一度は考える、「もうひとりの私。もうひとり私が生きる世界」がテーマです。
こちら側(A面)で生きる私と、あちら側(B面)で生きるもうひとりの私。
こちらとあちらを交互に連載いたします。
パラレルワールドものでも、しっかりイヤミスしてますので、ぜひ!
もちろん、本にまとまって一気に読んでも楽しめるようにいたしますが、この作品は、連載で読んでいただけると、より楽しめるかと。
そして、「向こう側の、ヨーコ」は、私にしては珍しく、ラストがすでに確定しています。そのラストに着地させるためのに、約10回の連載になります。
「あなたがお望みのものは何でもseason2」は、次回で最終回。今回は、クライマックスとなっております。
「殺人がないイヤミス」というのが当初の予定でしたが、やはり発生してしまいました、殺人事件が。しかも、五人も被害者が!
ということで、2017年も、「イヤミス」一本で邁進いたします。
……不器用なので、これしか書けないもので。
そういえば、「今でしょ」の林先生曰く、幸せになる近道は「得意なものを生業にすること」なんだそうです。
好きと得意が同じなら悩みはないんですが、「下手の横好き」という言葉があるように、好きと得意が同じでない場合が多いのが人生。
で、仕事を選ぶとき、「好き」なものを選べばいいのか、それとも「得意」なものを選べばいいのか。
幸せになりたかったら、後者なんだそうです。
例えば、誰とでもすぐに打ち解けることができる……というのは「得意」。誰もが持ち得る才能ではありません。そういう方は接客業や営業職に就くと、少なくとも過労やストレスで辛い思いをしなくて済みます。
「楽譜が読める」とか「地図が読める」などといったことも、特別な才能。それを活かした職業に就くと、無駄な苦労をしなくて済むと。いや、苦労することがあったとしても、楽しんで乗り越えることができるだろう……と。
こんな感じで、当たり前のようにできることが、実は特別な「才能」だったりします。
絵がうまいとか運動能力が凄いとか、そういう分かりやすい才能以外にも、人間誰しも必ず幾つかは持っている、「当たり前にできる凄いこと」。
で、何がいいたいかというと。
私の好きは、「イヤミス」ではないんですよね、実は。安心して見られる定番のもの……例えば「ドクターX」とか古いところで「奥様は魔女」とか。「サザエさん」なんかも大好きです。
でも、これはどうやら、私の「得意」ではないようです。
筆がのるのは、やっぱり「イヤミス」。誰に教わることなく、すらすらと書けちゃう。
ほんと、それこそすらすらと。
これこそ、「得意」な証拠ですね。
なので、来年も、それ以降も、仕事としては「イヤミス」書きで突き進む予定です。