さてさて。
確定申告の時期となりました。
今、税理士さんのご指導のもと、書類をかき集めています。
事務作業と整理整頓が苦手な私、かき集めるだけで、毎年、阿鼻叫喚地獄なんでございます。
それにしても。
毎回不思議に思うのが、「予定納税」というやつ。
ある程度収入が行くと、来年の分まで所得税とか消費税※とかを払わなくてはならないんです。
※原稿料や出演料、そして印税は「消費税込み」で支払われます。
つまり、消費税をお預かりしているんです。
だから、その分を国にお返しするのは当然のことです。
が、まだ預かってない来年の分まで支払えとは、どういう理屈からなんでしょうか?
つまり、一年のうちに、二年分、納税。
お金が苦しくても、来年の分まで払わなくてはならないんです。
中には、この予定納税が払えなくて、滞納金を余儀なくされている人もいるんじゃないでしょうか?
税金に限らず、公的な支払い(国民健康保険とか)には、ヤミ金並みの延滞金がつきます。これ、すごいですよ。
国保をずっと滞納していたとき、目ん玉がぶっ飛ぶほどの延滞金がつきましたから。
「もうだめだ。……臓器を売って金にするしか……」と思いつめたほど。
体の健康のための保険のせいで、臓器を売るって……。これほどの笑い話もありません。
2011年の冬のことです。
その春にフジコブレイクがきたので、耳をそろえて滞納した分と滞納金を含めて全額、支払いました。その額……超大金です。
なので、収入が不規則な水商売(私のような執筆稼業も含む)は、その年に収入がどっかーんと上がっても、喜んでられないんです。税金が、手ぐすね引いて待っている。
よく聞くのが、プロに上がった高校球児。その契約金を使い果たして、税金が支払えずに、それを機に借金地獄……というのは、よくある話なんだそうです……。その筋の方が教えてくれました。
国は、ある意味、最強で無敵のヤミ金軍団です。どんな事情があろうと、回収します。その手腕は、ヤミ金以上かもしれません。
なので、今年も襟を正して、真っ正直に申告し、きっちりとお支払いしようと思います。