真梨幸子mariyukiko’s blog

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耳をすませば

もう、何回めでしょうか、「耳をすませば」。

ジブリ映画の中では、「魔女の宅急便」の次に好きな作品です。

 

多摩ニュータウンが、まるでヨーロッパのどこかの素敵な国のように美しくファンタジーで、ごちゃごちゃした団地の部屋ですらおしゃれに見えてしまうジブリマジック。

 

おたくだった私は、中学校時代は黒歴史なエピソードにまみれていて、それはそれで悪くはなかったのですが、「耳をすませば」のように健全でピュアな恋にときめく中学生時代、生まれ変わったら経験してみたいです。

 

ところで、上映当時から23年が過ぎました。

雫と聖司は、今はもう38歳。

どんな夫婦生活を送っているでしょうか?

それとも、結婚する前に、破局してしまったでしょうか?

結婚したとしても、離婚したかもしれないな……

で、二人子供はグレてしまい……

などと、ドロドロ後日談をつい妄想してしまうのは、もはや職業病w

 

追記。

 

多摩モノレール」の車窓から見る多摩ニュータウンは、オススメです。

 

ちなみに、3.11のとき、多摩センターでアルバイトしていた私が、自宅がある所沢に無事帰宅することができのたも、あんな状態でも平常運転していた「多摩モノレール」のおかげです。

なので、未だに「多摩モノレール」というと、あの日の不安な夜を思い出します。

 

追記の追記。

 

なんか、いろいろと思い出してきました。

私がなぜ、これほどまでに「耳をすませて」に惹かれるのか。

「耳をすませて」の舞台である「聖蹟桜ケ丘」の京王百貨店で、マネキンのアルバイトをしていたからです。

軽い気持ちで正社員をやめた三十前の冬。が、時代はバブル崩壊後の阿鼻叫喚。次の仕事がなかなか見つからず、つなぎとしてマネキン紹介所に登録して。

で、「聖蹟桜ケ丘」の京王百貨店のお菓子売り場に派遣されたのでした。

そのとき、ショッピングしている芸能人も何人か見かけ、「聖蹟桜ケ丘、やっぱ、すっげー! セレブ!」と、キラキラと瞳を輝かしていたのでした。

そして、寒空、20平米もないワンルームアパートに戻る惨めさに、泣いた夜もありました……。

そのときのビターな記憶が心に刻まれていて、だから、「耳をすませば」の風景を見ると、自然と泣けてくるんだろうな……と。

 

近いうちに、多摩ニュータウン感傷プチ旅行にいってみようと思います。

多摩ニュータウンのデパートとスーパーにはほぼ派遣されましたので、かつてのバイト先をめぐり「あのときは辛かった……」と、今の幸せを噛み締めるための旅です。