ドラマ「女の勲章」。
まさに、ファッション界を舞台にした「白い巨塔」でした。
銀四郎の野望が半端ない。
山崎豊子原作ですから、ただの女性成功譚ではないと思っていましたが。
むしろ、八代銀四郎(玉木宏)の黒い野望がテーマのように思いました。
でも、その銀ちゃんも哀れなんですよね。。。ラスト、ストーカー扱いされちゃって。
(いや、後半のつきまといは、マジでガクブルのホラーでした)
あの重たい束縛も、あるいは愛だったのに。見事に拒否られて。
結局、銀ちゃんも男の勲章を手に入れることはできなかった。
女性が成功し認められるには、その黒幕として「男性」の存在が必要で、往々にして女性は傀儡となるしかなくて。それは今も続いているかもしれません。
女の時代だなんだと言われてもう何十年も経つけれど、女がその手で「勲章」をもぎとる難しさを示唆した作品でした。
ラスト、ちょっと泣いちゃいましたよ。。。