最近、ウィルスメールが毎日届きます。
どれも巧妙で、大手旅行会社になりすまして「予約完了しました。添付の契約書を確認してください」だの、郵便局になりすまして「不在通知です。再配達を希望する場合は添付ファイルの伝票を確認してください」だの、大手不動産になりすまして「駐車場の違約金が発生しています。急ぎ添付の……」だの。
とにかく、あの手この手で、添付ファイルを開かせようとします。
中には、私の取引先相手の名前をかたって送られてくるメールもあって、ほんと、油断ならないのです。
この手のメールに騙されて、パソコンをお釈迦にしたしまった過去がある私ですから、今はかなり慎重です。
まず、文面に宛名(私の名前)がないメールは、速攻で削除します。
仮に、それが本当に知り合いからのメールだったとしても、容赦しません。
それで縁が切れても、ウィルスに感染するよりマシです。
……ほんと、世知辛い世の中になりました。
なんてことを考えていたら、痴漢騒ぎで電車が遅延する件が立て続け……というニュースが目に飛び込んできました。
痴漢するやつは、間違いなくいます。
でも、冤罪の場合もあります。
そのせいで、人生台無しになるケースだって。
だから、私は、女性専用車両はもっと増やすべきだと考えています。
女性専用車両は、女性の身を守るためだけではなく、男性の身を守るためのひとつの手段だと思うんですよね。
でも、「女性専用」とうたうと、それをよしとしない人たちもいます。
「女ばかり、贔屓だ」と。
だったら、「男性専用」車両でもいいです。
いずれにしても、ラッシュ時のあの混雑、男女区別なくギュゥギュゥに詰め込むことに、もう無理がある。
あ、でも、中にはですね。
信じられませんが、痴漢されたことが嬉しくて仕方がない女性というのもいるんですよ、これがまた。
痴漢自慢の女性には、何度かお目にかかりました。
(そういう女性は本当に一握り。いや、ひとつまみです)
そういう性癖をお持ちの方のために、いっそのこと、
「プレイ車両」というのも作ってもいいかもしれません。
ちなみに。
慎重な男性になると、腕をかたく組むか、両手でつり革につかまるかして、絶対に痴漢に間違えられないように工夫しているみたいです。
で、私は。
ラッシュが嫌すぎて、胃に何度も穴があきました。
で、その度に会社も辞めました。
「神様。電車に乗らずとも、歩いて用事が済むような、そんな環境を私にください」
と、祈り続けた結果、ほぼ希望通りの環境をようやく手に入れることができました。
半世紀生きて、やっとです。