電車人身事故の大半は、自殺なんでしょうか。
でも、思うんです。
投身自殺にしろ、電車に飛び込み自殺にしろ。
そんな勇気、よくあるな…と。
私なんて、踏切で待っているときですら、なんだか怖くて足が震える思いです。
駅のホームでも、白線ぎりぎりで立つこともできない。
なのに、わざわざ飛び込むなんて。
バンジージャンプの何倍もすごいことですよ。
人間、絶望しすぎると、かえって勇気が湧くんでしょうか?
もし、私が息ができないほど絶望して死を選んだとしても、投身自殺と飛び込みだけはやらないと思うんです。
むしろ、恐怖が先だって、生きよう…と思う。
そういえば。
高所平気症というのがあるらしいです。
危険だと思われる場所やシチュエーションが平気どころか、むしろ楽しい。
いわゆる、「命知らず」。
環境によってそういう風に育つ後天的な場合もありますが、
本来は、脳の仕組みによるものなんだとか。
これは遺伝的なもの。
以前、遺伝子検査をしたとき、私はその正反対の遺伝子でした。
つまり、ビビリ体質。危険なものや場所には絶対、近づかない。ホームの白線のずっと後ろに立って電車を待つ系。
命知らずとビビリ。
この二者がいて、人類は進化してきたように思います。
前者は好んで未知の世界を開拓し、後者はひたすら自身の居場所を守る。
さて、自殺のはなし。
私のようなビビリ体質は、絶対自殺できません。
死後の世界が怖いのと、そもそも自分を殺すなんていう行動が恐ろしい。
電車に飛び込むなんて、まず、できません。
で、思ったんです。
投身自殺にしろ電車に飛び込み自殺にしろ。
こんな究極の恐怖を選ぶ人は、もしかして、高所平気症の人なんでは?と。
だから、割と簡単に、体を死に差し出せる。
こうも思いました。
投身自殺や飛び込み自殺の中には、「自殺」じゃないケースも多いんじゃないかと。
高所平気症の人が、そんなにいるとは思わないんですよね…。
だって、人身事故、毎日のようにあるじゃないですか…。