ここ数年、夏になるとあの柔軟剤のにおいが街に充満して、出歩くのもイヤになります。
あの人工的なにおい。
ご本人はよかれと思って使っていると思うんですが、悪臭に他ならない。
昔の洗剤や柔軟剤は、もっと柔らかい匂いだったんですが。
いつ頃からか、欧米なみの強烈な香りが流行るようになりました。
でも、あのにおいは、高温多湿の日本には合わない。
あのにおいが「悪臭」となる原因のひとつに、生乾きのにおいがあります。生乾きのにおいに、あの柔軟剤のにおいが合わさると、まさに地獄。
そうなんです。すべての元凶は「生乾き」にあるんです!
その証拠に、生乾きの臭いがほとんどない欧米では(日本でも冬では)、あの柔軟剤のにおいもあまり気になりません。
香りがきつい柔軟剤を使うかたは、たぶん、汗や体臭を気にして使用するんだと思います。
でも、悪臭の原因は、汗そのものでも体のにおいでもなく、汗で服の生乾き菌が復活するからなんです。つまり、体臭の原因は、服に潜んでいる「生乾き菌」。
ところで、欧米(特にヨーロッパ)では、生乾きの臭いはほとんど存在しません。
それは、ヨーロッパでは、「熱湯で洗う」という伝統があるからです。
熱湯で洗うことで、生乾き菌はもちろんほとんどの菌は死滅。抗菌効果のある洗剤を使うまでもなく。
私の洗濯機、ヨーロッパ製なので「熱湯モード」がついていて、それで洗うと、本当に臭いがなくなる。部屋干しでも。
日本製の洗濯機では「熱湯モード」がついてないことが多いんですが、アイロンがけをしっかりすることで、同じ効果が得られます。
悪臭を洗剤や柔軟剤のにおいで誤魔化す…のではなく、元から断たないと。
洗剤・柔軟剤、そして制汗剤のメーカーさんには、もう一度しっかりと考え直して欲しい。
「あー、いいにおい!」なんて、上辺だけ宣伝している場合ではない。
あのにおいのせいで、日本国内に内乱が起きるかもしれませんよ?
それほど、あのにおいのダメージは大きい。
ところで。
あの強烈なにおいをまとっているのは、男性が多い気がします。
思うに、彼らは、一人暮らしなんではないかと予想。
奥さんやお母さんが同居していたら、あんなにおいの柔軟剤は使わないと思うんです。
たぶん。
男性は、においに関しては、かなり鈍感。
だから、あんな強烈なにおいでも、本人は気がつかないんではないかと、予想。
ご本人はエチケットと思って使っているんでしょうから、こうなると悲劇。
生乾き臭と柔軟剤の強烈なにおい。
これをまとっている男性は、絶対にモテません。
超絶イケメンだったとしても。
男性は異性を見るとき、ほとんど容姿しかみてませんが、
女性は、容姿より「におい」を重点に起きます。
ブサメンでも、いい「におい」だと、たちまちのうちに恋に落ちます。
会社員時代、ぱっと見はちょっとアレな男性と仕事をすることになりまして。
「いやだな…」と思ったんですが、近くによると、なにやら清潔ないい匂いがしたんですね。それからは、好印象。恋に落ちるまでは行きませんでしたが、いい仕事ができました。
女性が「におい」に敏感なのは、子孫を残すのに適した相手を見つけるため。
なので、モテたい男性は、「におい」にもう一度、立ち返る必要があるかもしれません。
モテない理由は、容姿にあるのではなくて、「におい」かもしれませんから。