私が小学生だった昭和40年代、日本に恐竜はいなかった…というのが定説でした。
恐竜が生存していた時代、日本は影も形もなかったからです。なので、恐竜がいるはずないと。
でも、のび太は納得しませんでした。「日本に、恐竜がいないなんて!日本にも恐竜を!」ということで、いつものようにドラえもんに頼みタイムマシーンで恐竜がいた時代にタイムスリップ、大陸にいた恐竜を日本に連れてくる…とう無茶振りをしたのです。
もちろん、漫画の中です。
でも、そのあと、なんと、日本から恐竜の化石が発見されました! そのあともゾクゾクと。
今では、日本にも恐竜がいた…というのが定説です。
でも、ずっと疑問だったのです。
恐竜がいたとされる時代は、直近でも6500万年ぐらい大昔のこと。
日本は影も形もなかったはずなのに、どうして恐竜の化石が?と。
ところで。
先週、今週と放送されたNスペの「ジオ・ジャパン」でも、日本列島が誕生したのは3000万年前、大陸から引きちぎられる形で日本列島は産声を上げた…と説明。
3000万年前といったら恐竜は絶滅し、ほ乳類天国の時代に入っています。
やっぱり、日本に恐竜がいるのはおかしいんじゃないか?と、疑問符をいくつも飛ばしながら視聴。
で、3000万年前の日本の姿をじっと見ていると。
あ、もしかして!
そして、日本で発見された恐竜の場所を検索。
あ、やっぱり!
3000万年前、産声を上げたばかりの日本列島にすんなりおさまります。
つまり、恐竜の化石が見つかったのは元々は大陸だったところ。
つまりつまり、日本で発見された恐竜はもともと大陸にいたもので、地殻変動で日本が大陸から引き離されたときに、恐竜の化石も一緒に…ということみたいです。
長年の疑問が解けてすっきり。
っていうか、のび太の無茶振り、あながち間違ってなかった?
仮に、この先、日本列島の中では最後に出来上がった房総半島から恐竜の化石が見つかったら、またまた定説がひっくり返るんでしょうが。