ここ数年、暇をみつけては縄文時代を調べています。
アフリカで生まれた人類がアフリカを出て、世界各地に散らばったグレートジャーニーを追いつつ、人類地図をこつこつと作成しています。
で、ここにきて躓いています。
ところで。
はじめは、人類はO型しかいませんでした。で、農耕をはじめるようになってA型が誕生し、牧畜をはじめてB型が誕生しました。なのでとても乱暴にいうと、狩猟系原住民O型、農耕系ヨーロッパ人A型、牧畜系アジア人(蒙古人)B型と分類することができます。
つまり、血液型は人類の進出の歴史と密接な関係にあります
O型はおおらかで頼もしく(狩猟)、A型は保守的で社会性に富み(農耕)、B型は自由な旅人(遊牧)という一般的なイメージとも合致します。
で、問題なのがAB型。AB型は1000年前に突然誕生したとても新しい血液型です。ユーラシア大陸の西側(ヨーロッパとアジアの境)を遊牧していたアジア人(B型)が農耕民族のヨーロッパ人(A型)と出会って、突発的に誕生した血液型だそうです。
つまり、平安時代の末期まで日本にはAB型はいなかったというわけです。
思うに、ヨーロッパとアジアの境で誕生したAB型が日本に登場するのは割と最近のことなんじゃないかと。
で、ここからが問題。
縄文人の末裔ともいわれるアイヌ民族になぜかAB型が多いんです。
なんとその割合18%にもなります。世界的に見てもこの数字はかなりの高さ。どの国でも10パーセント以下、AB型がゼロな国もあるほどなんですから。
しかも、アイヌ民族の最多血液型はB型。
一方、アイヌ民族は、古モンゴロイド人だといわれています。そう、農耕も牧畜もまだはじまっていない狩猟時代に、アフリカを出てアメリカ大陸まで渡ったアドベンチャー民族。つまり、人類みなO型時代の民族です。事実、古モンゴロイド系のアメリカンネイティブ民族は圧倒的にO型が多い。
なので、同じく古モンゴロイド系のアイヌ民族はO型が多いと思っていました。が、むしろO型は少なかった。
それにしても、1000年前にようやく誕生したAB型。
人類の歴史からみるとまさに「新人類」なんですが、どうしてアイヌ民族に多いのか?
人類の世界進出履歴をこつこつと地図にしていくこと約一年。 ここにきて、覆されました。
……縄文人、あなたたちはいったい、どこから来たの!
もしかして、未来?
ちなみに、私は、AB型でございます。
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ちなみに、猫の血液型は、圧倒的にA型。
ほとんどがA型です。
ところが、ブリティッシュショートヘアはほとんどがB型なんですって!