不動産ウォッチが趣味です。
寝る前に、必ず「SUUMO(スーモ)」「アットホーム」「カウカモ」などの不動産サイトをチェックし、気に入った物件があったらストリートビューで訪ね、そして最後に「大島てる」で事故物件かどうかをチェックするのが日課。
このひと時が、なにより幸せ。
ただの「趣味」なので、不動産に関してはただの「素人」。
が、素人なりに「売れる物件」と「売れない物件」の違いが見えてきました。
今回は、「中古マンション」についてちょっと見解を述べてみたいと思います。
売れる中古マンションの条件とは。
細かくいえば10個ぐらいあるのですが、
さくっと、トップ3を挙げてみましょう。
まずは、「立地」。
立地(都心とか人気のエリアとか駅から近いとか)がよければ、他の条件が悪くても必ず売れます。
次に、「環境」「眺望」。
窓からの景色が最高とか、南向きとか、角部屋とか、ニンビー(忌避・迷惑施設)が近くにないとか。
「富士山が見えます!」や「最上階」や「高台」や「閑静な住宅地」や「有名公立小学校学区」をうたったマンションは、築年が経っていても売れるのは早いです。
そして、三つ目。
なんだと思います?
ちょっと考えてみてください。
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「ペット飼育可」
ここ10年ぐらいの間に建ったマンションは、大概は「ペット飼育可」なのですが、
それ以前に建ったマンションの多くは「ペット飼育不可」なんですね。
私が25年前に購入した埼玉県のマンションも「ペット飼育不可」でした。
というか、当時はそれが当たり前だったのです。
集合住宅では「ペット」は飼えない……というのが常識で、
その時代はかなり長く続きました。
で、2000年に入ったぐらいから、首都圏を中心に徐々に「ペット飼育可」の新築物件も増えてくるのですが、
それでも、中古マンション市場全体でみれば「ペット飼育可」の物件は圧倒的に少数派なのです。
なので、「築浅、人気エリア、駅近、富士山ビュー、最上階、角部屋」という最高のマンションでも、「ペット飼育不可」のために売れ残っているケースがあります。
逆をいえば、他の条件は悪くても「ペット飼育可」というポイントだけで、売れやすくなる。というか、売れます。
猫と暮らす私なんかも、「ペット飼育」の欄を真っ先に確認しますからね。
どんなに素晴らしいマンションでも、「飼育不可」ではお話になりません。
たぶん、私のような人は多いのではないのでしょうか。
以前のように、「ペットを飼えない家に引っ越すのでペットを捨てる」という時代ではないからです。
ペットと暮らせるかどうか、これが最優先。
なので、中古マンションをお探しの方は、ご自分がペットを飼っていなくても「ペット飼育可」の物件を購入することをお勧めします。
リセールがしやすくなります。
「資産価値」が高いということです。
信じるか信じないかは……
というか、信じてください!
これは「真実」です。
ちなみに。
25年前に購入した埼玉県のマンション(すでに売却)は、
今は、「ペット飼育可」のマンションになっています。
たぶん、私が売却したあとに、管理組合の規約変更があったのでしょう。
そのおかげか、そのマンション、坪単価がちょっとお高くなっています……。
ああ、もう少し早く、規約が変更していれば……。