「検討」から一転、「見送り」。
一見、「朝令暮改」のようにも見えますが、
いやいや、これ、ちゃんと考えられた作戦だと思われます。
だって、ほぼ同時に発表された「観客数上限1万人」がかすんでしまいました。
つまり。
酒類の提供は、はじめから撒き餌みたいなもので、
そちらのほうに注目を寄せて、観客数上限のほうに避難が集まるのを避けた。
しかも、酒類提供の検討をすぐにひっこめたことにより
「我々国民の意見が通った」という謎の満足感を味わっている人も多いかと。
それが狙いなんだと思います。
これ、よく使われる手口で、
Aという意見を無理にでも通したいときに、極端にダメなBもほぼ同時に提案する。
すると、Bの強烈さに、Aのダメさ加減が薄まってしまう。
で、気がついたらAを受け入れてしまっている…というやつです。
不動産屋さんがよく使う手口ですねw
私は、この手口を
「不動産屋効果」と、こっそり呼んでいます。