真梨幸子mariyukiko’s blog

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「熱海」という地名に込められた、危険。

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つくづく、凄まじいですね……。

でも、今回の土石流、人災の可能性があります。

動画を見ても分かる通り、土石流は谷筋にそって流れています。

もともとは、川だったのかな?

その谷(川)を塞ぐように土地が造成され(盛り土)、そこから崩落がはじまったのかもしれません。

(専門家ではないのでよくは分かりませんが)

人の手で土地の形を変えた場所で、大規模な崖崩れや土砂崩れなどが起きている印象があります。

 

「なんでこんなところに家が?」という場所で、たいがい、災害が起きている。

そして、その場所の昔の地名を見ると、警告を示す文字が入っていたりします。

例えば、2014年。広島県で起きた大規模な土砂災害。

その土地はかつて

「八木蛇落地悪谷(やぎ じゃらくじ あしだに)」

と呼ばれていたそうです。

見るからに危険そうな土地です。

昔の人は、「ここには住んではいけない。どうしても住みたいなら覚悟しなさい」

という警告を地名に込めたんでしょうね。

 

では、伊豆山はどうでしょうか。

調べていくうちに、恐ろしい事実が。

「熱」という文字は、「土砂災害」の危険がある「崩壊地形」を表すんですって。

もしかしたら、「熱海」という名前の由来は「温泉」ではなく、

「崩壊する地形」だったりして。

つまり、伊豆山に限らず、熱海全体が「崩壊地形」ということになります。

……納得です。

熱海に長らく住んでいましたが、熱海の地形はそれはそれはマニアックで、

急な坂だらけ。

それは長崎市を抜いて、日本一の急坂の街なんだそうです。

熱海に住んでいると、車のエンジンもすぐにダメになる。

もしかしたら、本来、熱海は「秘境」で、

温泉を求めてたまに訪れる分にはいいけれど、永住には向いていない土地なのかもしれません……。

(有名人があんなに移住しちゃっているのに)

 

今回、土石流が起きた伊豆山は高級別荘地で、

有名企業の保養地はもちろん、著名人も多く家を持ってらっしゃいます。

そして、今、熱海はちょっとした土地バブルに湧いていました。

(駅前のタワマン、中古の70平米の部屋が1億円超え。都心並です)

今回のことで、そのバブルがどうなるのか。

心配なところであります。。。

 

 

追記。

どんなにきれいに造成しても、自然は元の形に戻ろうとするのかもしれません。

あ、そういえば。

整形も同じだそうです。

どんなに整形しても、人体は元の形に戻ろうとする。

私の知人で、大整形して別人のようになった人がいるのですが、

歳をとってきた今、ほぼ、昔の顔に戻りました。

人体にしてみれば、整形は「傷」のようなもの。

だから、元に戻そうと修復しようとするのでしょうね。

 

人体の不思議。

そして、自然の不思議。