その伏線は、去年の時点ですでに示されていました。
企業や政府を監視するのはマスコミの役割……とばかりに、どんなことでも(それがポジティブなことでも)、ねじ曲げて(ときには捏造してまで)ネガティブに伝えてきた新聞。
その一方で、企業の広告費をあてにし、そして政府からは消費税据え置き(新聞の消費税は8%)という甘い汁を吸っています。
企業や政府を監視するのはマスコミの役割……というならば、広告費や政府の特権は一切受けず、アジビラのように自腹を切って、新聞を発行すればいいんだと思います。
その点、「赤旗」や「聖教新聞(あるいは公明新聞)」は潔い。ほぼ購読料だけで新聞を発行してますから、ブレない。
新聞だけじゃなくて、文春砲にも疑問を持っています。
なにかの番組で、文春の記者にタレントが質問。
「不倫は悪いことだとおっしゃいますが、文春の社員が不倫した場合、どうなりますか?」
この問いに、記者は。
「一般人は不倫しても話題にもならないと思います。だからスルー」
つまり、そういうことです。
まったく公平性に欠けます。
話題性のある(お金になる)人、そして出来事を選んで、大砲をぶっぱなしている。
まあ、総会屋のようなものです。
今回のオリンピックの開会式騒動もそうです。文春は「闇をぶったぎった」的な立場になっていますが、でもこれ、片方の人(たれこんだ人。誰かはだいたい見当はつきますが)の主張しか報道していない。
もう片方の主張を聞けば、違った景色が広がっている可能性もある。
いずれにしても、文春がひっかきまわしたおかげで、お金が無駄に消え、人材も無惨に消えたんじゃないかと、私なんかは想像します。
これを獲得するまでに、先人たちは戦い、多くの血も流してきました。
でも、今。その権利は安易に利用され、デマを生み、混乱の世界を作り上げようとしています。
このままでは、この権利も剥奪されるのは明らか。
何度も言いますが、言葉には魂が宿ります。
言霊です。
なにげなく発したその言葉で、いつかは自分が殺される日がくるかもしれない。