NHKスペシャルの「東京リボーン」でも紹介されていた有明アリーナ。
とても素敵な綺麗なアリーナです。
オリンピックのバレー、パラリンピックの車椅子バスケットが行われる予定だとか。
一方、ちょっと心配だな……とも。
確か、予算の関係で横浜アリーナを利用しよう……という話があったはず。
でも、(たぶん、その筋の人たちからの猛烈な横車があったと妄想)結局は新設されました。
まさに、バレー協会の政治力の結晶。
(水泳も、その政治力でアクアティクスセンターを作ってもらいましたね)
コロナ禍がなく、満員御礼のオリンピックだったら、気にならなかったと思うんですが。
やはり、真新しい会場の客席ががらーんとしている様子はあまりに痛々しく、なにか暗い未来を暗示しているようで。
今後も、こんな感じなんでは? 元がとれるだけの施設になれるの?
日本武道館は言うまでもなく、前の東京オリンピックのとき、柔道の試合を行うために建設されました。当初は、その名の通り「武道」の聖地が目的。が、ビートルズのコンサート会場に使われたことを機に、数々のコンサート、武道以外の試合、イベント、式典などに利用されることとなり、「ブドウカン」は海外にも知られるほどのブランディングに成功しました。
まあ、なにより立地がいいんですよ、日本武道館は。まさに、東京のど真ん中。
しかも、皇居の隣(というか、皇居の中といってもいい)。
だから、武道館に限っては、これから先も経営に不安はないのですが。
有明アリーナはどうでしょうか。
ちょっと立地的に難があるような……。
バレーの試合だけをやっているわけにはいかないでしょうから(それだと大赤字)、
頻繁に、コンサートやイベントを開催してもらわないといけません。
でも、立地的には、武道館には遠く及ばない。なら、「辺鄙な場所だけど有明アリーナに絶対行きたい!」というブランディングをしないといけない。
または、日本のバレーチームが強くなって(かつての東洋の魔女のように)、サッカーや野球のように数万人のファンが通うようにならないといけない。
(申し訳ないですが、現在の日本バレーの実力では、集客力も心配です)
はてさて。
有明アリーナ。まずは、この十年が勝負ですね。