東京オリンピック2020も、いよいよ本日、閉会式です。
なんだかんだとすったもんだしましたが、概ね大成功……と言ってもいいのではないでしょうか。
開会式は、執拗なスクープ合戦のせいで当初予定していたものとはまったく違うものになってしまいましたが、でも、コロナ禍においてはあれで正解だったと思いますし、なにより、オリンピックのメインは開会式の派手さではなくて、競技そのもの。
どの競技も素晴らしいものでした。会場の設営はどこも美しく華やかで、そして、運営もスムーズに行われていたように感じます。
オリンピックといえば、会場の設営(ときには建設そのもの)が間に合わなくてハリボテだったり、運営が混乱したりしていましたが、今回はそれもなかったように見えます。
(一部、選手によるクレーム的なものはありましたが、それはあくまで個人的なものだったように思われます)
まさに、「大成功」なのでは。この成功は、何千何万人という名もなきスタッフ、そしてボランティアがあってのこと。
本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
ときには、アンチオリンピックの心ない中傷を浴びることもあったでしょう。中には、心が折れ、辞退してしまった方もいるでしょう。
そんな中でも、オリンピックの成功に導いたすべての関係者に、感謝です。
さて。
コロナです。
主に野党のみなさんがよく口にした、「PCR検査、いつでもどこでも何度でも」は選手村の中で実現しました。
その甲斐あってか、感染は極力抑えられたと思います。
そういう意味では、「PCR検査、いつでもでこでも何度でも」は正解だったのかもしれません。
が、それを可能にするのは、「選手村」を隔離してこそ。
選手村にバリアをはり、そこに人を閉じ込めてこそ「PCR検査、いつでもでこでも何度でも」は効果を発揮します。
日本が人口数万人ぐらいの小さな小さな島で、外国との交流を一切断ち、鎖国するというならば、PCR検査でコロナは抑えることができたでしょう。
でも、それは現実的なことでしょうか?
グローバル化の今、鎖国するのは不可能ですし、なにより日本は一億人以上の人口を擁します。
と、なると、「PCR検査、いつでもでこでも何度でも」したところで、かえって混乱を招きます。事実、「PCR検査、いつでもでこでも何度でも」を実施し、一時は成功したと思われる国も、みごとに感染拡大を招いてしまっています。
やはり「PCR検査、いつでもでこでも何度でも」は、選手村のように、せいぜい人口1万人程度の、さらには完全隔離できる環境下でしか効果は発揮しないと証明しました。
ビル・ゲイツもこのように憤っています。
まあ、PCR検査の発明者その人が、「PCR検査に頼るな」とおっしゃっていますしね……
陰謀論好きな私としては、「PCR検査」をやたらと推し進める人たちは、「PCR検査キット」利権の中にどっぷり浸かっているんじゃないかと想像しちゃいます。
いずれにしても。
検査だけでウイルスを抑えることはできません。
やはり、ワクチン。そして治療薬。このふたつこそが、コロナ収束の鍵なのだと思います。
その点では、PCR検査ではなくて、ワクチンの確保に力を注いだ現政府は及第点ではないかと思うのです。
まあ、色々と迷走はしてまいすが。
迷走しながらも、そのつど、最適な道を選んでいるようにも思えるのです。