正直、オリンピックの開会式閉会式がアレだったので、期待0だった、パラリンピックの開会式。
頭痛もしてきたので、見るのをやめておこうかな?とすら。
でも、見はじめたら、「うん?これは……」と、前のめりに。
オリンピックのそれより、100倍素敵じゃん!
テーマもストーリーも一貫性があり、
デコトラや伊藤若冲など、本来の日本文化をきっちりと演出に取り込み、
そして、とどめの布袋さん!
演出も美術も衣装も音楽も、完璧!
もう、頭痛もふっとびましたね!
やっぱり、日本はやればできる子だったんですよ。
なぜ。なぜ、このクオリティを、オリンピックで発揮できなかったのかしら……。
追記。
パラ開会式の演出は、ウォーリー木下さんという、舞台監督さんらしいです。
2.5次元舞台がお得意のよう。
素晴らしい。
この監督さん、日本の伝統文化(ソウル)がなんなのか、ちゃんと理解してらっしゃいます。
そう、異様なまでの「デコレーション」と異様なまでの「デフォルメ」。
火消し部隊だって、歌舞伎だって、その流れに過ぎないのです。
オリンピックの開閉会式が失敗したのは、それをちゃんと理解してなかったから、
火消し部隊も歌舞伎も盆踊りも、ただの切り貼りになってしまった。
活かしきれなかった。
追記2。
パラ開会式が成功したのは、
変な横槍や圧力や大人の事情がなかったからなのかもしれません。
D通カラーも影を潜めていたし。
(パラリンピックはあまり注目されないと見て、亡者たちが口出ししなかったのが吉と出たのかも)
日本、まだまだやれる!
追記3。
変な横槍や圧力や大人の事情があっても、それをうまく演出に落とし込める人が担当していれば、オリンピックの開会式も素敵なものになっていたはず。
江戸火消しも歌舞伎も盆踊りも、素材としては最高なんですから。
それを料理しきれなかった演出家の限界だったんだと思います。
江戸火消しを歌舞伎を盆踊りを言い訳にしてはいけないと思います。
パラリンピックだって、きっと、見えないところでいろんな注文があったと思いますよ。
追記4。
B春が暴露した、オリ開会式のMI●KOさん案。
私も読ませていただきました。確かにひとつひとつのシーンは素晴らしく素敵でしたが、全体的に見ると、ストーリー性が弱いな……とも思いました。
確か、他の報道で、
「ストーリー性が弱いので、もっと強化してほしい」とのリクエストがIOCからあり、それで佐々木氏が投入された……という流れがあったとのこと。
MI●KOさんも、ラーメンズの人も、ある分野に特化した才能の持ち主。
やはり、全体的なテーマやストーリーを構築するのは不得手なんじゃないかと想像します。
だから、本来は、得意分野で勝負するはずだった。なのに、気がつけば、総監督に。
オリ開閉会式の敗因は、才能以前に、適材適所に失敗した人事に他ならないと思うのです。