「愛は地球を救う」
某チャリティー番組の不滅のキャッチフレーズです。
でも、このキャッチフレーズ、昔から違和感があったんですよね……。
梶原一騎世代の私は、「愛」といえば、「愛と誠」
「愛と誠」といえば、「愛は戦いである」という冒頭のフレーズが有名です。
「愛は戦いである」。こちらのほうがしっくりくる。
だって、愛って、たいがいドロドロしちゃうし、嫉妬も避けられない。刃傷沙汰にも。
ときには人格が崩壊するほど、メンタルもやられます。
高じて、泥沼の戦争に発展することも。
そんな「愛」が、地球を救うとはとても思えない。むしろ、「愛は地球を壊す」のでは?
……そんな私の妄想が証明されたのが、2013年頃。
愛情ホルモンとか幸せホルモンとか言われる「オキシトシン」、これが多い人は愛情深い人である一方、「嫉妬深く、好戦的」であることが分かりました。
特に「嫉妬」はかなり深く、他者の成功が許せなかったりします。
結果、SNSでバッシングしたり誹謗中傷したり。
誹謗中傷の内容だけ見ると、とんでもない人のように思えますが、実際に会ってみるととても愛情深い人だったりするんですよね。
ペットをとてつもなく可愛がっていたり、ボランティアに精を出していたり、子煩悩だったり。
この矛盾、いかにも人間的だな……と。
鬼子母神も、赤の他人の子供たちにはあんなにひどいことしているのに、自分の子供には愛情たっぷり。
愛情が深ければ深いほど、人は残酷にもなれます。
人類史上、たびたび起きたジェノサイド(大量虐殺)も、その根底には「愛」があります。同胞愛であったり、愛国心であったり、神へ愛であったり。
もしかしたら、愛の本質って、本来はとてつもなく自己中心的で排他的なものなのかもしれません。
ほらね、やっぱり、「愛」は地球を救わないのよ。
愛がある限り、戦いはなくならない。
地球上から戦いをなくすには、愛そのものをなくす必要がある。
戦いのない世界か、愛のない世界か。
究極の二者択一ですね。
あなたは、どちらを選びますか?
さてさて。
我が家にも、とてつもなく愛情深く、そして嫉妬深い女がひとり。
それは、マリモさん。
モナミちゃんの誕生日プレゼントに嫉妬しまくりで、ずっとご機嫌斜め。
猫ベッドを争って、喧嘩ばかり。
(先月のマリモさんの誕生日、ツグラをプレゼントされたことはすっかり忘れている)
ということで、マリモさんにも、お昼寝マットをプレゼント。
余り毛糸で作ってみました。
マリモさん、早速、おでまし。
なんか、ちょっと小さかった?
ごめんよ……。毛糸が足りなかったw
〈これは、あたくしだけのもの。あの子(モナミちゃん)には触らせないわ〉
〈参考〉