真梨幸子mariyukiko’s blog

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国際ロマンス詐欺〜レディコミの女帝がハマった恋の罠

www.excite.co.jp

 

なにげなくリモコンをぽちぽちしていたら、こんな番組が。

全告白!国際ロマンス詐欺~漫画家が陥った“偽りの恋”

という番組。

 

大英博物館で作品が展示されたり、グッチとコラボしたりと、世界的にも知られるレディコミの女帝、井出智香恵さん。

ドラマ化された「羅刹の家」は、話題になりましたね。

そんな井出先生、2年ぐらい前にはこんなインタビュー記事が出ていました。

www.jprime.jp

 

鬼畜でポンコツな元旦那に振り回された壮絶人生を語る、先生。

男はもう懲り懲りよ……と思いきや、

「今、(ネットで知り合った)年下の彼氏がいます」。

その年下の彼氏が、まさに、詐欺師野郎でございました。

 

「野郎」といっても、敵は男か女かもわからない。

しかも、振り込め詐欺と同じで組織的な詐欺ですから、敵は複数人。

 

国際ロマンス詐欺は、結構古典的な詐欺で、20年ぐらい前から定期的にニュースになっています。ドラマ「相棒」でも、ネタになっていました。

当時は、単純な結婚詐欺だったのですが、驚いたことに、最近はブラックマネー詐欺とのコラボのようです。

(こちらを参照)

ja.wikipedia.org

 

なんで、この手の詐欺、なくならないんだろ?

日本では、M資金詐欺というのが有名なんですが、これも、何十年にもなるのにいまだにひっかかる人がいる。

 

国際ロマンス詐欺ブラックマネー詐欺M資金詐欺も、実は被害者には共通点があります。

それは、「ある程度社会的地位がある人。あるいは著名人」です。

M資金詐欺なんて、大手企業の社長さんやら、政治家さんやら、有名俳優さんなんかが次々とひっかかってました。(フィンガー●の長男さんも、ひっかかりましたよね……)

たぶん。社会的地位がある人は、「自分には詐欺は近づいてこない」という油断があるように思われます。

たとえば、「莫大な資金を管理している組織にあなたは選ばれました。20億円を融資します」なんて言われたら、「自分のところにくるぐらいだから、本当の話なのかもしれない」と思ってしまうかもしれません。20億円というお金に現実味を感じることができてしまうから。だから正常性バイアスがかかりまくる。

井出先生も、「なんで、ハリウッドスターからラブコールが?」と最初は思ったらしいのですが、前述のように世界的に知られているサブカルチャーセレブ。ラブコールがあっても不思議ではない環境に置かれています。

これが一般人なら、「20億円? ハリウッドスター? そんな馬鹿な!」とすぐに詐欺を疑うのかもしれません。

 

それにしても。

番組で見せた、井出先生の涙。

先生、真剣に、詐欺師に恋をしていたのだな……と。

70を過ぎても恋にハマる先生の感受性が羨ましくあります。

 

 

〈参考〉

ja.wikipedia.org