三谷幸喜さん、もはや、鎌倉と坂東武者に取り憑かれているんじゃないかしら?
というほど、毎回毎回「ほー」と唸ってしまうほどの神がかった脚本なんですが、今回の「曽我兄弟の仇討ち」の回も、素晴らしかった。
前半のコント仕立てと、後半のシリアス劇。
歌舞伎でおなじみの「曽我兄弟の仇討ち」を見事に調理しています。
本放送、もう一回見よっと。
追記。
前半は、どこかポンコツな御曹司万寿に、いい大人がよってたかって高下駄を履かせるというもの。
まさに、万寿のために企画された大掛かりなイベント、巻狩り。
この巻狩りは、鎌倉幕府の威信を示すとともに、後継者である万寿のお披露目会でもあるんですね。
次期鎌倉殿を神様に認めてもらうための儀式でもある。
が、その万寿はうさぎ1匹仕留めるとこができない。
慌てる大人たちがあれこれ工作して……という、ドタバタ劇。
このドタバタ劇、最近どこかで見たような……と思ったら、まさに、現在ニューヨークにいらっしゃる小室k劇場ではないですか。
そして、H様の高校入学も同じようなことが裏で行われていた?
まあ、こういう忖度とか小細工とかは、今にはじまったことではない。大昔から。
周囲は下駄をはかせようとあれこれ工夫をするのですが、その下駄は大概高すぎて、はかされた方は必ず転げてしまう。
万寿(頼家)もまさにそうですね。
ニューヨークのあの方と、そしてあの方は、どうでしょうか?
まあ、いやな予感しかしないのですが……。