私もびっくりしました。
福田達夫(政治家)さんの「(旧統一教会の)なにが問題なのか分からない」という発言。
「旧統一教会」の存在じたいが、問題なんです。
金を出さなければ祟られるとか、地獄に行くとか。
これ、「恐喝」と同じですからね。
詐欺師の基本的な手法で、振り込め詐欺と同じ。
人の弱みにつけこんで、恐怖や不安を煽り、金を出させる。
しかも、「旧統一教会」の教義の基本は、
「日本は愚かな妻(エバ)である。夫(アダム)である韓国に永遠に貢がなくてはならない。全財産を投げ出しても」。
なんなんですか、この究極の男尊女卑思想は。
なんで、妻が、ヒモ夫に貢がなくてはならないのか?
悪徳ホストより、悪質です。
そんな悪徳詐欺師集団の存在じたいが、「問題」なんです。
振り込め詐欺集団のようなものなんです。
反社会的勢力といってもいい。
そんな反社に応援してもらったり、反社の集会にメッセージを送っていることじたいが「問題」なんです。
もっと「問題」なのは、
日本大好きなはずの保守系の人たちが、「日本は金蔓」と公言して日本を侮辱している反日団体にまんまと洗脳されまくっていることです。
いやいやいや。
日本の保守勢力にはほとほと呆れ返ったわ。
いつか小説にしようとは思っていましたが、
私も実は、某カルト教団の二世なんですね。
若い頃は割と熱心でしたよ。
脅かされてましたから。
「脱会したら、体がバラバラになる。地獄に堕ちる」と。
その洗脳は、(脱会した今も)いまだ抜けてない。
一生の傷です。
そう、洗脳というのは、「傷」に他ならないのです。
「脅し」「恐怖」というナイフでめためたに斬りつけられて、できた傷。
いってみれば、洗脳する人は、傷害罪なんです。
私も、知らず知らずのうちに、洗脳する側に回っていました。
そういう意味では、私も犯罪者です。
今は、とても後悔しています。
その後悔も、「傷」になっています。
統一教会の教祖は、日本人のことを「雑多な神を信じる愚かな民族」と位置付けました。
これこそ大間違い。
いいものも悪いものも、イワシの頭もそこらの石ころも
「神」だと信じるその心こそが、「宗教」の根本です。
宗教心は、他の動物にはない、ホモサピエンスだけが獲得した「宝」でもあります。
この見えないものを「信じる」力で、弱いホモサピエンスは団結し、数々の困難を乗り越え、文明を築くことができました。
その頃の神は、そこら中にいたのです。
ところが、「我こそが、我だけが神だ」と言い張る一神教なるものが出現し、それを利用する権力者が現れました。
そして、戦の絶えない時代へと突入したのです。
「宗教心」「信心」はまさに、諸刃の剣。
人々を団結させて実力以上の力を引き出す装置でもありますが、
人々を破滅させる装置でもあります。
私は、古い宗教の形である「八百万の神」を信じる日本人の姿こそが、本来の「宗教」であり「信心」であると思うのです。
そう気がつき、某カルト教団からは脱会したのですが。
……今も、傷はうずきます。
だから、小説を書き続けているのかもしれません。
その恐怖心に打ち勝つために。
そして、その教団を抜けたからといって、私は不幸になったわけでも地獄に堕ちたわけでもない、ということを証明したいとも思っています。
あ、なんか、話が脱線しました。
ちょっと、そこの政治家さん!
目先の票にばかり目を奪われていると、大切なものを失いますよ!
そして、それこそ、地獄に導かれますよ!
目を覚まして!
人間って、「想像力」があるからいろいろと面倒よね。
ほんと。その「想像力」が、「不安」の源なのよね。
その「不安」が、詐欺師に利用されるのよ。
一方、私たち猫には「不安」はないわよね。
明日の不安も過去の不安も。
だって、私たち猫は「今」だけを生きているんだから。