こんなニュースが、ネットをざわつかせています。
税金と国民健康保険料の滞納は、それはそれは無慈悲な取り立てが行われ、ドラマや漫画や映画にもなっていますが、年金保険料の未納はあまり話題にならないんですよね。
なったのは、20年ぐらい前の年金保険料未納騒動でしょうか。
このときは、年金のポスターに起用された女優さんの保険料未納がすっぱ抜かれて、それをトリガーに、政治家までも支払ってないことが次々と暴かれました。
「政治家も払ってないんだから、払わなくていいのでは?」と思った人も多く、「年金破綻」が問題になったときは「年金をもらえない可能性が高いんだから保険料は払わない」と思った人はかなりの数にのぼると思います。
つまり、年金保険料の支払いがおろそかになってしまうのは、国の責任でもあります。それだけ信用されてないってこと。
私も、売れてなかった頃は、年金保険料、滞納してました。
国民健康保険料も支払えなくて、こちらはめちゃくちゃ督促が厳しかった。口座を差し押さえると言われても、残金1万円もないので、「どうぞどうぞ」って感じだったんですが、マンションを差し押さえられたらホームレスになるので、とりあえずは色々と話し合って、月々少額支払ってました。
一番鬼だったのが、そんな貧乏世帯にまで押しかけてきた、某公共放送の受信料払え攻撃。
年金も国保も払えずにひぃひぃ言っている中年のおひとりさまが、月々2,000円以上の受信料なんて払えるはずもない!
つか、やっぱり、高いすぎる!
それらのことがかなりのストレスになって、胃と十二指腸に潰瘍がぼこぼこできて、手術まで勧められたんですが、そんな金もあるはずなく(なにしろ、国保を滞納していたので保険証も没収されてました)、どんなに痛くても放置する以外に方法はなく。
そんな崖っぷち……というか、すでに崖を落ちている最中に「ヒット」という救助ロープが現れて、急死に一生を得たわけです。
で、印税でまっさきに支払ったのが、国保と年金の滞納分。
全部で200万円近くいったかな……。
あのときの爽快感。胃痛も一気に吹っ飛びました。
なにが言いたいかというと。
国による取り立ては、とにかくエグいです。
「払えません」と縋っても、「なら、ふーぞくで稼げば?」と言われた人もかつてはいたようです。
(昭和時代は、フーゾク店を紹介されたケースもあるとか)
まさに、「風呂に沈められる」のです。闇金の手口と同じ、いや、それ以上。闇金の取り立てなら、行くところに行けば助けてくれる場合もありますが、国の督促からは逃げられない。誰も助けてくれないのです!
……ということで、恥ずかしながら、小田原ドラゴンさんという漫画家さんのことは今まで知らず、今回、はじめて知ったのですが。
めちゃ愛犬家さんで、しかもわんちゃん、癌を経験されているのですね……。
そんな愛犬のためにも、まずはご自分の健康を!
取り立てとか差し押さえとか、目にしただけで胃がきゅっとするんですが、たぶん、ご本人が一番、ダメージを受けていると思います。
50代という年齢も心配です。ストレスが体にでやすい。
とにかく、ワンちゃんのためにも、ご自分の健康とメンタルヘルスを第一に考えてほしいものです!
「今回のことはネタにしてやろう」ぐらいの気持ちで、華麗に乗り越えていだきたい。