真梨幸子mariyukiko’s blog

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慟哭 鎌倉殿の13人 フライング視聴(ネタバレあり)

いよいよ最終回

今日は、朝からそわそわ。

 

で、いきなりの、超弩級の冒頭。

なんと、あの大物がゲスト出演

 

そして、そして。

今日は、小栗旬の演技が素晴らしかった。

承久の乱まで生き生きとした悪役だったのに、その後は、まるで玉手箱を開けた浦島太郎のごとく一気に老けて衰弱。

小栗旬さん、減量もしたんじゃないでしょうか、うなじとか足元とか、本当に病人のそれ。

生にしがみつく闇堕ちの権力者に与えられた、最後の審判。それは最愛の姉による「優しさ」でもありました。

「小四郎、もうあなたは手を汚す必要はないのですよ。お疲れ様でした」という。

ある意味、政子が鎌倉の闇を排除する形になりました。

いつか義時に問われた「姉上は、鎌倉の闇を排除するためになにをしましたか?」の答えだと思われます。

 

それにしても、なんて静かで、なんて凄まじいラスト。

アガサ・クリスティーのミステリー的な要素もあり、ギリシャ悲劇を彷彿とさせる因果応報の要素もあり。

確かに、これは今までの大河になかったラスト!

 

しばらくは引きずりそうです。

 

慟哭。

 

草燃える」の最終回の「祇園精舎の鐘の声〜」でも大泣きした記憶がありますが、このラストも素晴らしい!

 

ああ、一年間、ほんとうにありがとうございました!

心から楽しめました!

名作でした!

名場面が多すぎて、総集編の編集も苦労するだろうなぁ。

 

 

 

追記。

 

でも、本当の闇堕ちフィクサーは、どう考えても大江殿だと思うんだけど(笑)

頼朝や義時に、残酷な粛清を促したのは、どれも大江殿だしなぁ。

本当に報いを受けなくてはいけないのは大江殿だと思うんだけど、失明していた目は見えるようになるし、その最期も割と平和な大往生。しかも子孫は毛利家としてこの先、歴史上の重要な家系となります。

一番の勝ち組ですね。