地方によっては、お正月も今日で終わりですね。
なんか、あっという間の七日間でした。
生活習慣病と認定されてしまったので、毎日のウォーキングを強化することに。
毎日2万歩を目標にしていますが、これがなかなか達成できない(^_^;)
今日も、地域猫を探しながらのウォーキング。
番猫。
(了解を得て撮影しています)
日向ぼっこ。
ゴージャスな墓守ニャン。
でも、冬の散歩はとても好きです。
落ち葉を踏む音が、特に好き。
ザ・ランチャーズの「真冬の帰り道」が脳内に再生されます。
寒桜、発見。
さて、「少子化問題」が盛んに語られていますね。
予想より、早く進んでいるとか。
でも、新人類とかオカルト世代とか言われた私たち世代からみれば、「は?」なんですよね。
70年代後半、当時小学生だった私は、学校の先生にこんなことを言われました。
「このままでは人口増加で、地球はパンクする。なるべく、子供は作らないように」と。
半分冗談だったんでしょうが、中国が一人っ子政策なんかをやりはじめた頃なので、半分真剣だったと思います。
漫画や映画でも、人口爆発で世界中が飢饉にあえぐ……的な作品が多く作られました。
(死んだ人間の養分をぎゅっとカプセルに詰めて、それを食糧にする……という映画だったか漫画だったかは、衝撃的でした。タイトル、忘れましたが)
なので、「そうか、なら、私は子供は作らないでおこう」って。
無意識的にそう思った人も多いんじゃないかと。
そのせいか、私と同じような年齢で、子なしの人は多いし、なんなら未婚も多い。
幼少の頃にかけられた暗示は、案外、強力な縛りだったのではないかと。
実際、あのままみんながみんなそれぞれ3人も4人も子供を作っていたら、日本はパンクしていたと思いますよ。
だって、私の親世代は、5人とか6人兄弟が当たり前で、それぞれが何人も子供を作っていたら、大変な人口爆発。
なので、一種のブレーキは必要だったのではないかと。
なのに、ここにきて、「大変だ! 人口がどんどん減っていく!」と大騒ぎ。
で、どんどん子供を作れと。
でも、今ですら、子供や若者を充分に国は養っていないのに、これ以上増えたとしても、ますます養えないのでは?
失業者が増加するばかりで。
また、「少子化の原因は、日本が貧しくなったからだ」といいますが、うちの親世代より前は、生涯に5人〜10人の子供を作るのが当たり前でした。もちろん、今よりもっと貧乏な時代でした。
うちの親の親も、どうにもならない貧乏でしたが、8人、子供を作りましたよ。
(その8人中、孫まで血を繋ぐことができたのは4人。ちょうど半分)
つまり、貧困と少子化はあんまり関係ないんです。
むしろ、貧困の中のほうが、子供は増えがち。
昔から言うじゃないですか。「貧乏の子沢山」って。
日本が少子化を爆進しているのは、日本がそれだけ豊かになっている証拠なんです。
どういうわけか、人間、ある程度豊かになると、子作りをセーブする本能があるようです。
世界を見回しても、先進国ほど、少子化が進んでいます。
ただ、世界全体を見てみると、人口爆発は予想よりはるかに超えて進んでいます。
先進国の一部が少子化少子化と騒いでいるだけで、実際には、人口増加による食糧危機は起きているのです。その証拠に、昆虫食が推奨されだしました。
人間養分カプセルも嫌だけど、昆虫食もな……。
「少子化」問題の話を聞くたびに、人類じたいは未曾有の人口爆発を起こしているのになぁと微妙な気持ちになります。
つまり、日本でいうところの「少子化」って、年金とか労働力とか、そういう問題でしょう?
労働力っていっても、これからさき、ロボットやAIが活躍しはじめたら、いらなくなる労働力もたくさんでてきます。
そんなときに、就職できない人が大量に発生しますが、それでもいいんでしょうかね?
そういう人たちを養う蓄えと覚悟、日本国にはありますか?
一説によると、日本の適正人口は7000万人ほどだそうです。
もうそろそろ、少子化を急ぎよく受け入れて、人口減少の中で豊かに暮らす方法を模索する道に舵を切ってもいいのではないでしょうか?