手足口病が、密かに流行中らしいです。
夏風邪の一種で、口内と両手両足に水泡ができる病気で、特効薬はなく、ひたすら自然治癒を待つのみ。ですが、数日もすれば完治する病です。
で、思い出すのが、口蹄疫。
2010年、口蹄疫にかかった牛を大量処分するという悲劇が宮崎でおきました。
なので、いつかは完治する。
ちなみに、ウィルスの遺伝子が若干違うのか、牛からヒトには感染しない模様。
なのに、なぜ殺されなくてはならなかったのか?
それは「牛」が売り物だからなのかもしれません。
完治したとはいえ一度でも病気にかかった牛を売るわけにはいかず、だからといって放っておいたらどんどん感染して、売り物としての牛が全滅する……ということなのかもしれません。
だとしたら。
もし、牛とヒトが逆の立場だったら?
手足口病にかかった大人はもちろんのこと、子供まで殺処分されるということです。
治る病気であるにもかかわらず。
そんなことを思っていたら、藤子・F・不二雄のこの作品を思い出し、再読中。