ここ最近、秘境の部族を訪ねる…的な番組が増えました。
アマゾンの奥地に住む部族を訪ねて。
アメリカ大陸の先住民は、日本の原住民ととても近い遺伝子をもっており、かなり最近まで親戚関係だったと分かっています。
同じ親戚の中で、ある家族は北海道に渡り、ある家族はアラスカからアメリカ大陸に渡り。
ということは、アメリカ先住民の伝統を紐解くと、石器時代の日本がどんなだったかがある程度分かるんじゃないかと想像しています。
先住民は、タイムマシーン。化石や遺跡をあれこれと調べなくても、彼らのリアルな生活が、過去を教えてくれます。
偶然かもしれませんが、今日の番組で出てきたアマゾン部族では、儀式のことを「ハリャ」と呼んでいて、それって日本語の「ハレ(祭り)」と似てない? …とか。
いずれにしても、私が縄文時代にハマっているのも、テレビ番組で部族ものが多く放送されるのも、なにか意味があると思います。
…みんな、疲れちゃっているんですよね、もう、色々と。
現在に繋がる文明が誕生してまだ3000年。
一方、人類が誕生したのが16万年前。
それ以前の猿人から数えれば700万年かけて少しずつ体(ハード)を進化させてきた人類という躯体に、あれもこれもとアプリを積んできたのがこの3000年。さすがに容量オーバーな気がしています。
もっと、シンプルに生きたいな…と。
なんだって、文明社会はこれほど複雑になってしまったのかと。
私が縄文時代にハマっているのは、完全に逃避です。
縄文時代及び、人類のグレートジャーニーに思いを馳せると、日々の憂いをとりあえず忘れることができます。
ちなみに、縄文時代の平均寿命は14歳。
子供の死亡率が高かったとしても、これはかなりの若年層社会。
長老と言われる人でも30歳ぐらい。
これは日本の縄文時代に限ったことではなく、世界的に当時の人類の平均寿命は十代半ば。
つまり、反抗期の前には亡くなってしまう人がほとんどだったわけです。
今日のアマゾンの部族でも「反抗期」の少年が出てきましたが、もしかしたら、「反抗期」というのは、少年に特有な心理状態ではなく、もっと他の意味があったんじゃないかと想像。
そんな短命時代が長く続き、人類は、現在、今までに経験したことがないような超高齢社会に突入しようとしていますが、はてさて、百年後はどうなっているんでしょうか。