「映画秘宝」がトレンドワードに上がっていて、
なにごとか?と思ったら。
なるほど。
映画秘宝の編集長さんがラジオに出演。
そのトーク内容に、一般リスナーが悪口ツイート。
それを見つけた編集長さんが、
悪口を言った一般リスナーにDM。
「傷ついた死にたい」と。
編集長さんの気持ちも分からなくはない。
私も、悪口レビューや呟きを見つけるたびに
深く深く傷つき、時には死にたくなることも。
でも、作家という家業は読者や批評家のサンドバッグという側面もあって、
批判や理不尽な悪口を受けるのも、仕事のひとつだったりします。
というか、それをいちいち気にしていたら、命がいくつあっても足りない。
なので、「鈍感力」といいますか
「スルー力」を身につけた作家だけが、生き残れるのです。
才能があっても、消えていった作家さんたちは、
たぶん、「スルー力」を身につけることができなかったんではないかと。
才能だけでは生きていけない、そんな世界です。
だから、作家は日々、「鈍感」であることに磨きをかけ、
「スルー」する力を養っているのです。
一方。
批評家さんや、映画秘宝などの批評雑誌の編集者など、
作品を批評したり辛辣レビューしたりする側は、
案外、ご自分が批判されたり悪口言われることに慣れてない。
だから、ご自分に対する悪口を見つけたら、
それこそ死にたくなるほど、痛い思いをするのかもしれません。
そう、その痛み。
忘れないでほしいです。
その痛みは、
あなたたちに辛辣レビューされた人たちの痛みなのです。
追記。
私は粘着質な人間なので、
悪口や辛辣レビューを見つけたら、そっと、心のデスノートにメモしておきます。
そして、作品の中で、その人には死んでもらいます。
「私が失敗した理由は」は、そんな作品です。