靴磨きの少年

投資の世界には、「靴磨きの少年」の法則というものがあるそうです。

これは、ケネディ元大統領のお父さんである投資家のジョセフ・P・ケネディ氏の実話に基づいた法則だそうです。

超好景気に沸く二十世紀初頭のアメリカ。株価もどんどんあがり、まさにバブル状態。

ジョセフ・P・ケネディ氏も株で大儲けするのですが、あるとき、靴磨きの少年に言われました。

「旦那、儲けたいなら、◯◯の株を買うといいですよ」

ジョセフ・P・ケネディ氏は、衝撃を受けました。

「こんな少年まで株に興味を待ちはじめたということは、このバブルはもう終わりだ」と。

で、慌てて株を売却しました。その直後に訪れたのが、暗黒の木曜日世界大恐慌のはじまりです。その直前に株を売ったジョセフ・P・ケネディ氏は、破産を免れました(それどころか、その後、逆張りが大成功し大富豪へと)

 

物事には、なにごとも、ピークがあります。そして、そのあとは落ちるだけ。

それを見極めるのが優秀な投資家なのですが、その指標のひとつに、「子供までもが興味を持ちはじめたら、それはもう終わりのはじまり」というのがあるんだそうです。

子供というか、ど素人が興味をもちだしたら、もうそれは最終局面なんでしょうね。

日本のバブルのときがまさにそうでした。

バブルがはじけそうなときにど素人がわんさか投資をはじめ、その後はご存知の通りの、阿鼻叫喚地獄

 

さて。

YouTuberはどうでしょうか?

数年前から、少年たちが憧れる職業のナンバーワンですが、これ、まさに、靴磨きの少年の法則ではないでしょうか?

オワコンとまではいいませんが、ある種のピークは過ぎたのではないかと。というか、安定期に入りつつある?

私も一時ハマり、数時間見ることもザラでしたが、今はかなり見る時間が減りました。1日、1時間ぐらいかしら。チェックするチャンネルも二つほど。

 

副業というか趣味として動画チャンネルを持つ分にはいいと思いますが、職業とするには、これから先、ちょっと大変かもしれません。

 

なにごとにも、必ず、終わりがくる。

そのピークが高ければ高いほど、急降下するのは、世の常。

 

 

news.yahoo.co.jp

 

新刊「4月1日のマイホーム」でも、YouTuberが登場します。

どんな結末になるのか、ぜひ、ご自身の目でご確認ください。