日本の凋落が囁かれています。
それでも、平均寿命の世界トップだけは死守してきた日本。
ところが。それまでずっと右肩上がりの平均寿命が、令和3年(2021年)は、前年より寿命がわずかながら下がったのをご存知でしょうか?
私は、知りませんでした。出生率の低下は割と盛んにメディアで取り上げますが、平均寿命の低下に関しては、それほど話題にされなかった記憶。
先ほど、ネットサーフィンをしていて、知りました。
ここで、あることを思い出しました。
それは、社会人になりたての、バブル時代ちょい前のこと。
「今は、日本の平均寿命は年々伸びているけど、間違いなく、あと30年もすれば、下がってくる。なぜなら、今、平均寿命を伸ばしているのは、添加物がない昔ながらの食事をしている世代だけど、うちらよりちょっと上の世代あたりから、添加物汚染がひどい。なにしろ、赤ちゃんの頃から、ずっと汚染されている。そんな人間が長生きできるはずがない。長生きしたとしても、寝たきりの状態で生かされるだけだろう」
これを言ったのは、とあるお医者さんとお医者さんの卵でした。
当時、私は医学関係の職場でアシスタントのようなことをしていたので、こういうお医者さんの本音トークを耳にすることが多かったのです。
実は、日本は、添加物に関しては、かなりゆるゆるです。
添加物天国というイメージのあるアメリカより、さらにゆるゆるです。
農薬に関してもかなりゆるゆる。
これでは世界で一番厳しいと言われるEU諸国に輸出できないので、輸出用に、特別仕様(無農薬あるいは減農薬)で農作物(例えば茶葉)を栽培している……というニュースをどこかで見ました。つまり、海外に輸出するものは厳格に、国内に流通されるものはゆるゆるで……ということなのです。
国内産なら安心……というのは実は神話なのかもしれません。
ところで、猫姉妹に与えるキャットフードは、カナダ、あるいはフランス産です。
というのも、欧米ではペットフードの規格が厳格だからです。
一方、日本は、これといった規格はないんじゃないかしら。それぞれの企業が、それぞれの規格で作っているって感じです。
事実、日本のある企業が出しているペットフード、袋の裏に記されている原材料や添加物を見ると、「ひぃぃぃ」ってなります。
もちろん、国内産でもお値段がそれなりのものは、欧米産並みに、原材料もちゃんとしています。添加物も最小限。
つまり、「安かろう悪かろう」なんです。
先ごろ、一年に三度の値上げがニュースになった某ハンバーガーチェーンの、ハンバーガー。
110円が170円になったとのことですが、よくよく考えたら、170円でも安い。
(猫姉妹が大好きなおやつより、断然安い!)
私が会社員だったバブル期(30年以上前)は、200円台でした。それでも、「あんなに安いんだから、なにかあるよね」と、いろんな都市伝説が生まれたものです。
その200円より安い今、いったいどういうことになっているのか、想像するだけで恐ろしい……。
さて、話は平均寿命に戻ります。
ずっと右肩上がりだった日本の寿命が、ここにきて、後戻りしました。
有識者は、「コロナ禍における一時的なもの」とおっしゃってますが。
本当でしょうか?
添加物という地雷が爆発する、カウントダウンがはじまったのではないでしょうか?
そんなことを思いながら、添加物をチェックしつつ買い物する私です。
意識高いでしょう?