西村賢太さんが、亡くなられました……。
敬愛する石原慎太郎さんに呼ばれるように……。
54歳って、若過ぎますよ……(涙)
私は、文壇に知り合いというのがほとんどいないのですが、雑誌の対談をきっかけに西村さんとはメル友をさせていただいていました。
メル友といっても、新刊の感想をやりとりするだけの仲なのですが。
あとは、トークショーも二回、やらせていただきました。
今年も、年賀状、いただきました。
「まりも日記」をとても褒めてくださいました。
「コロナが落ち着いたら、トークショーをまたやりましょう」
とも。
とても、信じられません……(涙)
追記
西村さんは破天荒で知られていますが、実際はとても紳士。
高い美学をお持ちで、ストイックな方でした。
いつか父親のことを小説にしなくては……と思っていたようですが、でも、被害者のことを考えると、それはできないと。
とても、倫理的で筋の通ったところが好きでした。
藤澤清造に人生を捧げるほど心酔していたのは有名ですが、その最期も、どこか藤澤清造に似て。
私小説作家としては、ある意味、最高の最期だったのかもしれません。
(と思わないと、悲しすぎる)
いずれにしても、最後で最高の私小説作家だと思います。
藤澤清造の命日にお墓参りに行ったばかりだったのですね……
藤澤清造のお墓の隣に、西村賢太さんはご自身のお墓をたてられました。
ご冥福をお祈りいたします。
追記。
二年前、浦賀 和宏さんが41歳という若さで突然死されたのも、2月でした。。。
浦賀さんとは、書店周りをしているときにたまたま遭遇し、名刺の交換を。
それを機に、新刊を送り合うようになったのですが、浦賀さんも、作風とは裏腹にとても律儀で親切なお人柄でした。。。