真梨幸子mariyukiko’s blog

【公式】真梨幸子(&マリモナミ)の最新情報

横浜市長選

ただの「市長」なのに、なんで連日マスコミが話題にしているの?

ああ、なるほど、代理戦争ってことですね。

 

で、感染拡大で感情的になった無党派層が大きく動き、

最悪な市長が誕生しちゃったの……の巻。

テレビでは、まるで「コロナ感染症の研究者(医者)」のような言い方で、私もそうだと思っていたんですが、お医者さんでも感染症の研究者でもなく、データサイエンスという、これまた怪しげな横文字の人でした。

もっといえば、政治経験ゼロ。「コロナ」というだけで担ぎ出された人です。

しかも、もうすでに綻びがあちこちに。

パワハラ」「経歴詐称」などが報道されています。

news.yahoo.co.jp

(ちょっと、サイコバスが入ったパワハラで、記事を読んで震えています)

かなり癖のある人。

 

あと、大阪都知事を惑わせた「イソジン」の立役者でもある模様。

(その証拠を削除するための要請書もあるみたい)

そして、選挙違反疑惑も、早速ネットで囁かれています。

 

誰が言ったか知らないが、

疑惑の総合商社

 

いやはや。

爆弾を全身にまとって、出馬したんですね……。

まさに自爆テロ

 

 

「都市博反対」で、都知事になったかつての青島さんを思い出します。

この人も、都市博を中止にしただけで、特になにもやらなかったんだよな……。

 

 

いつかの、新潟都知事さんのように、早々にお辞めになる道筋のような気がします。

そうなったら、野党にとってはアキレス腱になる恐れも。

野党支持の方々は、今は喜んでいますが、禍福は糾える縄の如し。

 

これからの展開が気になります。

(すでに、R憲民主党の顧問弁護士さんが、「なんでこんなヤバいやつを擁立したんだよ? まじでヤバいよ?」と、警鐘を鳴らしています)

blogos.com

 

横浜市民、コロナヒステリーの中、とんでもない人を選んじゃったね。

これだったら、田中康夫さんのほうが数倍マシなんでは?

 

追記。

この顛末。自民党の作戦かもしれない……とすら思えてきました。

自らあえて敗北し、疑惑の爆弾を抱えた人を当選させて、自爆させる。

すると、この人を祭り上げた野党連合も芋づる式で、責任を問われることになる。

だとしたら、やっぱり、目が離せない。

新市長、今年の暮れまでもつでしょうか?

 

マニアが、そのジャンルを殺す

news.yahoo.co.jp

 

ケンコバさん、さすがです。

的確です。

特に、

「これまたプロレス界からの引用になっちゃいますが、『マニアがジャンルを潰す』という言葉があるんですよ。僕もそのマニアの一人でした。先鋭化し過ぎて、何か、認めなくなってくるんですよね。『こんなの甘い』と。そんな状況になってくる」

という箇所。

本当にそうで、小説でも、潰れさたジャンルは多い。

純文学もそうだし、SFもそうだし。

一部のマニアだけで世界を囲い、パンピー(一般人)を排斥したせいで、市場がどんどん狭まってしまいました。

私は純文学もSFも好きですが、書け!と言われても書けないのは、マニアの存在が怖いからです。

じゃ、ミステリーは?

ミステリーも、「本格」と言われるジャンルはマニア層が厚く近寄れない。下手に近寄ったら、四方八方から論客たちの矢が飛んでくる(イメージです)。

さいわい、ミステリーは範囲が広く、一部は先鋭化していますが、その他は野放しなところがあって、だから、私のような半端ものも生存が許されているところがあります。

まあ、カッコよくいえば「アウトサイダー」。

(そのせいで、書評していだくチャンスがほとんどないのですが)

横のつながりもなく、どの組織にも属してないので、伸び伸びと書くことができます。

ときどき、マニア様の辛辣なレビューもいただきますが、華麗にスルー。

ミステリー的に反則だといわれても、ワンパターンだといわれても。

我が道をいくのみ。

これが、長く小説家を続けられる秘訣だと、思っております。

先鋭化したら、どんどん尖って、いつしかぽきっと折れてしまいますもんね……。

無骨でも、ぶっといままでいこうかと思います。

人類が滅亡するとき

人類滅亡のシナリオは、すでに最終局面を迎えつつある。

 

……なんて書くと、なにやら怪しいオカルトサイトのようですが。

でも、今回は「人類滅亡」を真剣に考えたいと思います。

 

なぜ、「人類滅亡」というコンテンツは、これほど人を魅了するのか。

古今東西の宗教には、かならず「人類滅亡」が織り込まれ、言うまでもなく、キリスト教にも仏教にも、人類滅亡は経典のクライマックスとなっています。

むしろ、人類滅亡を謳っていない宗教を探すほうが難しい。

宗教は麻薬……と言った偉い人もいますが、宗教が麻薬なのではなく、「人類滅亡」という幻影が麻薬ともいえます。

そう、「人類滅亡」の幻影は、人を酔わすなにかがあるのです。

そういう私も、「人類滅亡」というワードを見ると、つい、クリックしてしまいます。

 

ということは、人類は滅亡したがっているのかもしれません。

もっといえば、滅亡することが、人類に課せられた使命というか、本能というか。

 

では、人類が滅亡する理由はなんでしょうか?

天から降ってくる恐怖の大王でしょうか? 気候変動でしょうか? 大災害でしょうか? 大洪水でしょうか? 大感染病でしょうか? 核戦争でしょうか?

いやいや、そんなことでは、人類は滅亡しないと思います。

ホモサピエンスが誕生してから今まで、人類は何度も(気候変動や伝染病や戦争で)滅亡の危機に遭遇しましたが、なんだかんだで現在まで生き残りました。

それは、その類稀なる生命力に他なりません。

そう、どんな危機に瀕しても、人類は子孫をつなげてきたのです。

どんなに劣悪な環境でも、女は子供を産み、育ててきました。

まさに、人類がここまで種を繋げて来れたのは、女性の逞しさにほかなりません。

 

が、ここ百年ぐらいで、女性の心に大きな変化が生じてきました。

男女平等、社会進出。そして、極め付けが、「どうして女だけが妊娠、出産しなくてはならないのか。子育てをしなくてはならないのか」という、母性に対する疑念。そして、放棄。

特に、先進国の女性ほど顕著で、その証拠は歴然。先進国ほど、少子化が止まりません。

そう、豊かな国ほど、子供が減少するという不思議。

「だって、子供はお金がかかる。この収入じゃ、とても子供は育てられない」

という人も多でしょう。

が、決して豊かではない発展途上国のほうが、子沢山です。

内戦や戦争が絶えない国ほど、子供が次から次へと生まれる。

つまり、子供の多さは、豊かさに比例しないんですね。

反比例するんです。

なぜか。

それは、やっぱり、女性の意識の変化が大きいのではないでしょうか。

 

先週、あるテレビ番組で「脂肪」を特集していたのですが、「脂肪」は、女性にとって最も重要な臓器のひとつで、脂肪のつきぐあいによって初潮がきて、充分に脂肪がつくと妊娠が可能になる。逆に、過度なダイエットで脂肪を減らすと生理が止まり、妊娠もしにくい体になる。それでも、(特に先進国の)女性は脂肪を嫌悪し、それをすべて削ぎ落とそうとする。

子孫を残すのが生物の最大の使命というか本能だとしたら、人間の女性はその逆をいっている……というんですね。このまま「脂肪」憎悪、「痩せ」信仰が進めば、人類の女性は妊娠することができなくなると。

なぜに、女性はここまで「脂肪」を憎むようになったのか。

これを聞いて、「あ」と思いました。

そうか。もしかしたら、人類滅亡の鍵はここにあるんじゃないか?って。

人類滅亡の前に、新しい種類の人間(新人類)が現れる……と予言する経典も多いのですが、その新人類って、先進国の女性のことなんじゃないの?と。

(私を含めて)先進国の女性は、妊娠の不公平さに不満を覚え、それに抗うように脂肪を燃やす。そしてついには子孫を残すことなく、(私のように)おひとりさまとして人生を終える。

つまり。私って、人類滅亡の片棒を担いでいるんじゃないの?

 

そう、人類滅亡のトリガーは、悪魔でも戦争でも天変地異でもなく、人類の(特に女性の)心の変化なのかもしれない!

 

このまま、世界中の国が豊かな先進国になり、女性進出が拡大したときこそが、人類滅亡の最終章なのかもしれません。少子化が著しく進むのは明らかですから。

 

ちなみに。

男性を男性たらしめているY染色体は、どんどん短くなって、今にも消える運命なんだそうです。

今は、その過渡期。

Y染色体が完全消滅したときこそが、人類滅亡の仕上げなのかもしれません。

それは明日かもしれないし、百年後かもしれない。

いずれにしても、Y染色体の未来は儚い。

 

要するに。

人類滅亡は避けられない、人類にあらかじめインプットされたプログラムなのかもしれません。だからこそ、これほど魅了されるんでしょうね。

 

バッド・インフルエンサー

www.nhk.jp

 

たまたまテレビで流れていたので見はじめたら、がっぷりとはまりこんでしまいました。

 

簡単にいえば、詐欺師ベル・ギブソンのドキュメンタリーです。

「自然な食事(ウェルネス)で、ガンを克服しました」とSNSで発信。たちまちのうちに話題になり、本を出したり、Appleからアプリを出したり。

一年もしないうちに、カリスマインフルエンサーに。

が、それは全て嘘だった。ガンであることも、そのプロフィールも。

彼女の言葉を信じ、ガン治療をやめて食事制限(代替治療)をはじめてしまったせいで、命を落とすことになったガン患者が多数発生。

かなり罪深い、詐欺師です。

でも、どうやら、本人は自分が嘘をついているという自覚はないらしく、ガンになったのも自分の(妄想の)の中では真実で、そのガンが、食事療法で完治したとも信じている(もちろん妄想)。

……詐欺師というより、生粋の虚言癖さんです。精神疾患が疑われています。

じゃ、彼女はなにものなのか?というと、12歳のときに家出して、仲間たちの家を転々とし、10代で子供を出産……という、絵に描いたような不良少女でした。不良仲間の人たちは、ベルの成功を見て、「あのこ、とんでもないことをやらかした」と震えたそうです。でも、「あの子の虚言癖は昔から。近寄ってはいけないタイプの人間」と、距離を置き続けたんだとか。だから、彼女の正体を知っていても、あえてそれを告発したりはしなかったようです。告発して、下手に縁が蘇ったら、なにをされるか分からない。ドキュメンタリーのインタビューも、絶対匿名が条件。……不良仲間たちをそれほどまでにビビらせるベル。

詐欺を働いていた(カリスマインフルエンサーだった)ときは、まだ二十代前半。年齢も詐称していますから、もしかしたら、十代だった可能性も。

そんな若年者に、あのAppleも騙されたわけです。

というか、天下のAppleも、身元調査、全然してないんですね……。

オリンピックの開会式の辞退騒動のとき、「なぜ身体検査しなかったんだ!これだから日本人は!」という非難が多く溢れましたが、どうやら、世界的に、身元調査ってあんまりやらないのかもしれません。

 

それにしても。

単独犯なんでしょうか?

たぶん、最初は単独犯。

虚言癖さんの定番、「私、病気なんです」で人の注目を引く。

(オカルト系の場合は、「私、霊が見えるんです!」)

でも、そういう人は、ネットにはたくさんいる。「病気」だけでは注目されない。ということで、「でも、完治しました!」というストーリーを付け加えたんだと思います。

完治した理由に「ウェルネス」を選んだのも、深い意味はなくて、なんとなく……だったのかもしれません。

が、この「ウェルネス」を選んだことで、彼女の周囲に、金の臭いがする大人たちがわらわらと寄ってきたんではないでしょうか。

私個人の意見としては、虚言癖ベル本人よりも、わらわらと近寄ってきた大人たちのほうがタチが悪いように見えます。

ベルを担ぎ上げて、相当稼いだようですので。

(なのに、嘘がバレた途端、とんずら。罪をベルにすべてなすりつけて)

 

さてさて。

現在のSNSでは、「アンチワクチン」を唱える人たちの勢いが凄まじい。

自称医者やら自称研究者やら自称ライターやら。

中には、「アンチワクチンを餌にすると👍の数が増えるから」という理由だけでアンチワクチン派を名乗っている人もいるかもしれません。

くれぐれも、おやめください。

あとで、とんだ代償を払うことになりますよ。

ホームズもワカメちゃんも薬中

news.yahoo.co.jp

 

うーん。確かに、今の価値観だと「外道」だけど。

でも、当時は「麻薬」という感覚ではなくて、エナジードリンク(強壮剤)やサプリメントや煙草や眠気覚ましのガムやコーヒーのような感覚だったはず。むしろ、「よかれ」と思って与えていたいたんだと思います(軍部が覚醒剤を使用していたのはなにも隠されていた事実でもなんでもなくて、むしろよく知られた事実なんだけどなぁ)

市販されていた覚醒剤というと「ヒロポン」が有名ですが、疲労や倦怠感、眠気を覚ます薬として広く愛用されていました。軍隊はもちろん、一般労働者も芸術家もサラリーマンも主婦も愛用していました。エナジードリンクやビタミン剤やコーヒーを飲むように。

サザエさんでも出てきますね。イササカ先生が愛用していたヒロポンを、ワカメちゃんたちが飲んでらりってしまうというお話。

 

当時の価値観を無視し、現在の価値観だけを当てはめて芸術や偉人を否定するというキャンセルカルチャー的な流れがここ最近凄まじいのですが、麻薬もまたしかり。

麻薬を愛用していた偉人は数知れず。架空の人物ですが、シャーロック・ホームズも極度の薬物依存症でした。

「ホームズは薬中だから、けしからん。ホームズ関連の本や作品はすべて焼いてしまおう」というような運動が、もしかしたら近い将来起こるかもしれません。

 

現在の価値観だって、絶対的普遍とは言い切れません。もしかしたら、将来、「え、信じられない。21世紀の人たちって外道すぎる」と、今の文化や芸術や習慣やモラルが全否定されるかもしれません。

 

戦時中に行われていた数々の行為。

確かに許されないことばかりですが、だからといって、すてべ現在の価値観だけで断罪するのはちょっと危険なこと。

その断罪の刃は、いつか、自分たちの文明にも返ってきます。