死都日本

なんで、急に火山の話になったかというと。

一昨日あたりから、急に、「火山」関係の動画をオススメされ、

そして、「死都日本」をオススメされるようになったからです。

それまではそんなことはなく、はじめてのこと。

「はて。私、火山関連のことを検索したっけ?」

と、首を傾げながらも、「死都日本」(電子版)をポチッたというわけです。

メフィスト賞作品ですし、いつかは読まないと……と思っていたので。

 

「死都日本」は2002年の作品なのですが、

今読むと、とても予言めいたことが書かれています。

日本全国が熱に浮かされたようになり、突然「政権交代」が起こり、新興政党(日本共和党)が政権を握ります。

その政権交代を、「踊狂現象」だというのです。

「踊狂現象」とは、数百万人を超える大集団が同時多発的にハイテンションで踊り狂い、伊勢参りするという日本独特な現象のこと。

「お蔭参り」とか「ええじゃないか」とかでよく知られているあの不思議な現象で、古来、何回か起こっているんだそうです。

しかも、その踊狂現象が起ったあとには、必ず破滅的な大地震や大噴火に見舞われている……というのです。

踊狂現象とは、災害の多い日本人が身につけた、一種の災害予知能力なんでは?と。

で、突然の政権交代も、「踊狂現象」のひとつで、これは大災害の前触れに違いない……ということで、物語が進んでいくのですが。

 

ぞっとしました。

だって、現実にも、本当にあったじゃないですか!

政権交代

あのときのことはよく覚えています。

日本中が、マスコミの音頭のもと「政権交代政権交代!」と踊り狂っていました。

まじで、私はドン引きしてしまいましたよ。

「どうした、日本人?!」と。

それが、2009年のこと。

そして、2011年には、未曾有の大地震東日本大震災が……。

「死都日本」と、同じような展開です!

 

そして、今。

同じようなことが起きていることに気がついてしまいました。

そう、「踊狂現象」が。

それは、去年のことです。

突然、降ってわいたような大ブームが巻き起こり、

あっというまに、興行収入日本一を叩き出してしまった、

鬼滅の刃」ブーム。

 

私は、それまで、そんな漫画(アニメ)があったことも知りませんでしたし、

なんで、こんなに急に大ブームになったのか、不思議で仕方ありませんでした。

ジブリ作品とかならば、それまでの実績もあるし、知名度もあるし、なにしろ大手広告代理店を筆頭に、製作委員会には大手企業がぞろぞろと名前を連ねていた。

だから、興行収入で一位をとっても不思議ではないのですが。

鬼滅の刃」ってなにそれ?美味しいの?……な低い知名度から、突然のあの大ヒット。

しかも、製作委員会の形ではなく、単独制作。

大手広告代理店もバックについていない。

どう考えても、興行収入一位をあっというまに塗り替えるほどの大ヒットにつながる要素はないように思われます。

作品の内容だけであれだけヒットするのは、現在の市場システムでは奇跡的なことです。

いったい、あの熱量はどこから生まれたのか?

 

 

これは、もしや、令和の「お蔭参り」なんでは?

 

なんだかよくわからないけれど、みんなで映画館に行こう!

ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか!

 

……だとしたら。

大災害、使いうちに来ると思います

要警戒です。

 

 

……知らんけど。