アマゾンに唐突におすすめされたので、ポチってみたんですが……
こわい……！ 怖すぎる……！！
私が遭遇したことよりも、1億倍も怖すぎる！
（一番怖いのは、このタイミングでこれをおすすめしてきたアマゾン。私の生活を覗き見してます？）
漫画家とか小説家にかかわらず、どんな職場でも（なんなら学校や家庭でも）起きているホラーだと思いました。
敵が、誰が見ても悪人で凶暴で嘘つきなら他者に救いを求めることもできますし理解もしてくれると思うんですが、一見弱々しく謙虚で人当たりがよさそうな人だったりすると、その人からうけた被害はなかなか他者には伝わりにくい。自分だけがストレスを抱え込むことになる。
「カサンドラ症候群」というのを思い出しました。
「カサンドラ」というのはギリシヤ神話の女神で、アポロンの逆恨みを買って、真実を言っても誰にも信じてもらえない呪いにかけらます。
「とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話」の作者も、真実の被害をSNSで訴えていたのに、むしろ攻撃されたりしています。
それでもめげずに、一冊のエッセイ本としてまとめあげた強い意志に脱帽。
世の中には、カサンドラ症候群の人がアスペルガー症候群の数ほどいると思うのですが、後者は「ちょっと面倒だけど面白い人」とか「でも才能あるからいいじゃん」とか称賛されるか（事実、著名人や漫画や小説の主人公に多い）、「本人も辛いだろうな……」と同情されることもあるかと思います。
でも、前者の「カサンドラ症候群」の人たちの苦しみには、今までまったく脚光があたってきませんでした。ほとんどの人が、運命を受け入れて泣き寝入りをしていたんじゃないでしょうか。そして静かに心を壊していく……。
そういう意味では、ご紹介した漫画は一読の価値があると思いました。
キンドルの読み放題でも読めますので、ポチってみてください。
……壮絶です。
しかし、「私が見た未来」といい、この本といい、ここ最近の飛鳥新社は突き抜けていますね！ 頼もしい。。。
