つい半日前までは、「トンガ首都の津波は80センチ」(そもそもどこ情報?)とありました。
なんで、噴火現場近くが津波80センチで、遠く離れた日本に1メートルを越す津波が来たんだろう?と、専門家たちがあれこれ仮説を論じていましたが。
そもそもの数値がまったく違っていたんですね……。
実際は、最大15メートル!
そんな大津波が来たんなら、被害は甚大でしょうに!!
確かに、噴火当日、ちょっと大きな波がやってくる現地の動画を見たような気もいたします。その様子は、いたって牧歌的。
「あんな大噴火だったのに、案外、現地は平和なんだな……」と思っていたんですが、実際はとんでもないことになっています!(そりゃそうだ!)
噴火当日のあの牧歌的な動画も、本当に噴火時のものなのか疑わしい。
もしかしたら、その前日に起きた小噴火のときの動画なのでは?
だって、噴火で海底ケーブルも損傷して、通信は完全に途切れている。そんな中、動画が発信されたのは、よくよく考えると不思議な話です。
大手通信社もなんだか迷走していて、誤報を出しまくっていますし。
いずれにしても、「現地の津波は80センチ程度」という最初の誤報のせいで、「なーんだ、その程度か」と楽観視してしまった人も多いように思います。
結果、深刻さを失い、救助活動に影響が出ている可能性もあります。
思いました。
21世紀になっても、やっぱり人間(そして文明)って、脆弱だと。
情報を過信し、情報に裏切られる。
トンガのみなさんが、ご無事であるように。