陽性者の数が減っていくとテンションだだ下がり、上がっていくと第○波キターって感じを繰り返してきた3年間でした。
最近は陽性者ゼロという日も結構多く、収束しつつあることを実感していますね。ビジネス的には喜ばしくないことなので、うちの医者や理事長なんかは『頼む、もう一回波が来てくれ』とか言って毎日、手を合わせていましたよ
繁忙期はPCR無料検査だけで毎月4千万円ぐらい売り上げがあったわけですから。この間、うちの理事長はクルマを何千万円もする超高級外車に乗り換えたし、海外に豪遊しに行ってほとんど帰ってきませんでした。
医は仁。と言われたのは遠い昔のことかもしれません。
いえ、昔から、ビジネスとしか捉えていない医者は多かった。
「ヤブ医者」がその代表。
かつてヤブなんちゃらという名医がいて、その名医の名前を騙ってボロ儲けしていた偽医者が続出。それに因んで、金儲け主義の医者は「ヤブ医者」と呼ばれるようになった……と聞きます。
そういえば、先日、所属している健康保険組合から、今年支払う予定の保険料のお知らせが届きました。
なんと。めちゃ値上がりしてる!
顎が外れました。
一方、去年、受診した履歴をまとめた書類も送られてきました。
実際にかかった費用、自己負担の料金が記載されているのですが、実際にかかった費用の欄を見て、また顎が外れる。
去年は、謎の瞼の黒い点の件で、主に眼科を受診したのですが。
その眼科で発生した費用がバカ高いのです。特に、なにをしてもらったわけでもないのに。
「うーん、僕にはよくわからないなぁ。紹介状書くから、大学病院に行って」とだけ。
あ、そうか。この紹介状が高いんだ!
で、紹介された大学病院では、ほぼ半日かけていろんな検査をしてもらいましたが、こちのほうはそんなに高くない。8000円ぐらいで、自己負担は2000円ぐらい。明らかに、大学病院のほうがあれこれとしてくれて、診断も下してくれて不安を取り除いてくれたのに、こちらのほうが安い。ちゃんと「治療」してくれたのに、こっちのほうが安い!
特になにもせず、紹介状だけを書いたクリニックは、その倍はとっているというのに。
今の日本の決まりでは、大学病院などの大きな病院には直接行くことはできません。クリニックの紹介状が必要です。
患者が大きな病院に直接行くと、病院の負担が大きいから……というのが建前ですが、実際には、クリニック(開業医)のためです。
以前は、紹介状なくても大きな病院に行けたのですが、そのせいでクリニックは閑古鳥。で、(開業医の組合である)医師会が、患者が必ずクリニックに行くような仕組みを作り、政府にそれを認めさせた……という流れです。
このコロナ禍でも、一時はクリニックは閑古鳥が鳴いていましたが、PCR検査とワクチン接種で、クリニックにもお金が流れる仕組みを作りました。
で、一部の開業医には、莫大なお金(税金)が流れた模様です。
でも、コロナに感染した人はシャットアウト。発熱している人は引き受けないほど、コロナの治療には参加しませんでした。
テレビニュースなんかでよく流れた、野戦病院のようなコロナとの戦いは、あれは、コロナ患者を引き受けた一部の大病院の姿で、多くのクリニックは、戦いには参加していなのです。感染してない健康な人を相手にしていただけでした。
日頃から、「大病院の勤務医は給料安いけど、開業するとウハウハ」という、妙なねじれ格差がありました。
ほぼ不眠不休で働いている勤務医より、10時から18時(途中、長い休憩挟む)の勤務で、しかもちゃんと休日もある開業医のほうが潤っているのって、なんかおかしいなぁと思っていました。難しい病気がみつかると、大学病院に紹介状を書いて、それで終わり。
こんなことを言ったらアレですが「めちゃめちゃ、美味しい仕事だなぁ」と。
もとより病院嫌いの私なので、なるべくクリニックとかには行かないようにしていたのですが、この歳になると、いろんな不調が出てくる。で、不安になり、クリニックに駆け込む。
去年から今年にかけては、そんな感じでした。
でも、共通するのは、めちゃ、脅してくることです。
「このままだと失明する」とか「このままだと突然死する」とか。
で、「そうならないように、一緒にコントロールしていきましょう」と、通院することを促す。
つまり、リピーターを増やしていくんです。
5分やそこらの問診と処方箋を書くだけで、結構なお金になる。
医療だってビジネスですから、まあ、そういうこともあるでしょう。それは、否定しません。
ありがたいことに、日本は国民皆保険なので、通院してもそれほどの負担にはなりませんから。
(いや、実際は保険料が結構な額なので、負担になっていますが)
でも。
脅すのは、どうなんでしょうか?
それじゃまるで、カルト宗教とかインチキ占い師じゃないですか。
あの人たちの常套句は、
「このままでは、地獄に落ちるわよ」
「このままでは、サタンになるよ」
で、地獄に落ちないために、サタンにならないために、献金しろと。
なんか、医療も一種の宗教なんだろうなぁと。
まあ、昔は、医療行為をしていたのは、占い師や巫女や祈祷師。
もともと、「宗教」なのかもしれません。