藤子・F・不二雄SF短編が、現在ドラマ化されています。
藤子・F・不二雄SF短編をはじめて読んだのは、社会人3年目の頃でしょうか。ストレスたまりまくって鬱々としていたとき、本屋さんでふと目にした「藤子・F・不二雄SF短編集」。そのうちの一冊を衝動買いして早速読んでみました。
どハマりしました。
そのときの一冊に入っていたのが「イヤなイヤなイヤな奴」。
私も職場で人間関係に辟易していましたので、これを読んだときは「なるほど!」と。
顔を見るだけで胃に激痛が走っていたとっても苦手な人がいたのですが、「もしかしたら、あの人は……」と思うと、胃痛も和らぎました。
「イヤなイヤなイヤな奴」は、人間関係に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい。
いや、本日、BSプレミアムでドラマ化されますので、それをみてもらいたい!
世の中の価値観ががらりと覆されます。
で、藤子・F・不二雄SF短編にすっかり魅せられた私は、翌日から少しずつ本屋さんを巡って、全巻を揃えました。
(そのとき購入した本は、引越しを繰り返しているうちに紛失。今、改めて揃え直しているところです)
私が特にお気に入りなのは、
「劇画オバQ」「パラレル同窓会」そして、SFの大傑作とまで絶賛された「ミノタウロスの皿」。
どの短編も、共通しているのは「価値観(あるいは常識)の逆転」。
これには多いに影響され、私の作風の源でもあります。
読んで損はない傑作揃いですので、ぜひぜひ。