昨日の予告通り、本日はポメラを持ってホテルのラウンジに。
ところが、私の隣のテーブルに、ちょっとお歳を召した女子たちが。
シルバー女子会?
はじめは静かに会話を楽しんでいたマダムたちですが、
一人のマダムが「夜は飲めないから今のうちに」と言いながらワインを注文。
で、ワインを飲んだあとがすごかった。
それまでお上品なマダムだったのに、いきなりおっさんと化したのです。
声はでかくなるわ、話の内容はめちゃくちゃだわ。
とにかく、まくしたてる、まくしたてる。
そこらじゅうに飛沫を飛ばして。
……これが、お酒の怖いところですね。
お酒が入った途端、話が止まらなくなるんですよ。しかも、大声。
あまりにうるさくて仕事がちっとも進まず、それどころか飛沫が恐ろしくて、
すぐに撤退。
……こうなると、飲食店の時間短縮って意味がありませんね。
コロナがおさまるまで、外での飲酒そのものを禁止にしないと。
飲酒といえば。
去年の暮れに、大惨事に遭遇しました。
いつものイタリアンでランチを食べていたのですが、
前のテーブルのお年寄り集団が、昼間っからワインをガブガブ。
で、一人の老人が潰れてしまったんですね。
しかも、その場でゲボを吐く……という地獄絵図。
お店の人が救急車を呼んだのですが、
このコロナ禍、はっきりいって、救急車を本当に必要とする人は他にいて。
酔っ払いの介抱に呼びつけられた救急隊員も気の毒です。
後日、お店の人に「あのおじいちゃん、どうしました?」と聞いたら、「ただの酔っ払いでした」と。
ちょっと、いらっとした私です。
あんな狭い店で、ゲボ。絶対、見えない飛沫が店中に飛び散ったはずなんです。
もし、おじいちゃんがコロナに感染していたら?
それが、イギリス変異種だったら?
それこそ、大惨事です。
この非常事態に、なぜ、お酒を飲むのか? 酔いつぶれるまで?
そして、なんでお店も言われるがまま、お酒を出すのか?
もう、いろんな意味で、ちょっと信じ難い出来事でした。
なにか、みなさん、本質を取り違えている。
飲食店の営業時間を短縮したのは、
昼間に酒をがんだん出せ!ということではないはずです。
飲酒そのものを控えて、集団での会話を控えてね……ということのはずです。
なのに、「昼間なら、みんなで飲んでもいいよね!」という、
都合のいい解釈。
しかも、コロナに感染したら重症度になりがちな、高齢者に限って!
今は、有事。
世界大戦のようなものです。
お酒を飲むな……とはいいませんが、もっとこそこそと、
隠れて、お一人で楽しんでもらいたいものです。